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寡黙で頑固．いかにも職人という男． 先祖代々刀工を営んでおり，弓も高校卒業と同時に家業を継ぐ． 幼い頃から鍛冶に触れていただけあり，すぐに頭角を表し刀工界隈の中でも一目置かれる存在となった． 弓の作る日本刀は鋭い切れ味を持っているだけでなく，素朴でいて美しい風格だった．誰もが弓の鍛冶技術を認めていたが，弓自身はそれに全く満足していなかった． 毛利家には代々受け継がれる剣がいくつかあったが「妖刀」と呼ばれる刀も数本あった．その刀達は禍々しい佇まいであり，また，切れ味はどれも類を見ないものだった．それらは掟により使用や閲覧を固く禁じられていたが，弓は興味心から１度その禁を破り妖刀達と対峙した． 以来その妖刀に魅了され，それと同様，いや，それ以上の刀を作ろうしていたがそれらには到底及ばないと感じていた．しかし，妖刀についての文献を読み漁っていると魔術…この世の物ならざる力が製作する上で必要であると知った． 弓は本来，不愛想で行動的ではないが魔術的なものや不可解な現象に直面した時，妖刀の製作の手掛かりを得ると感じ積極的な言動を取るようになるだろう． 本業は刀工であるが，学生時代は弓道部に所属していた事もあり，弓の扱いに長けている．また，独学で弓の製作する事が出来るようになった．

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