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古閑 彬泰 特に夢も趣味もなく、親の勧めで6年制薬学部に進学。卒業後大学病院に就職。忙しい日を淡々と過ごす。大抵のことに興味がなく、無関心。食すらもどうでもよいため完全食ばかりを摂取してる。別に食べることは嫌いじゃない。 基本無表情で無愛想。礼儀を知らないと思われがちだが元運動部なため、それなりに立場を弁えている。誰であろうと大体崩れた敬語で話す。 要領がいい上に影で努力が出来る子なので学生時代から優秀だった。よく生意気だと言われたが、自分の評価なんてどうでもいいし、まず自分より下の人間にとやかく言われたってノーダメやし？と煽っていた。中高は強制で部活に入らなくてはならなかったので、なんとなくサッカー部に所属していた。元々の要領のよさと努力のおかげか、そこそこ上手い選手の1人だった。 成人してから始めた唯一の趣味はバイク。バイク自体も乗ることもどっちも好き。休みの日はほとんどバイクを走らせ色んな場所へと赴く。街の騒がしさから逃げるように人里離れた場所へ行くことが多い。一番好きな場所は冬の夕方の海岸。静かで、独り占めできる冬の空と海が大好きだった。 「ちっす。」 「お疲れ様です、飲み会？行きませんけど。」 「っふ〜。冬の海見ながら吸う煙草は最高やな。」 以下海枯れHO1ネタバレ 幼少期からなんとなく「死んでしまいたい」「死んだらどうなるのだろう」と考えることが多かった。別に人生に絶望なんてしていない。ただただ退屈だったから。それだけ。好奇心で腕を切ったり、首を絞めてみたりなど、1人で寂しいときに自殺ごっこをしていた。痛いことは嫌いだったけど、多忙な両親が帰ってこない広い家で寂しさを紛らわすのにはちょうど良かった。 学生時代に憧れがいた。同じ部活で先輩。 最初は明るい表情とプレーの上手さに惹かれ、尊敬していた。しかしそれはただ普通の先輩にだったが、大きな大会の決勝での先輩の鼓舞で心を撃ち抜かれた。以降は憧れでなく「崇拝」や「恋情」のようなものが入り交じった感情を抱く。 そして大人になってからたまたま会った先輩に「お前、誰やっけ？」と言われたのがきっかけで本格的な自殺を試みるようになってしまう。離れてしまってもずっと心の支えにしていていた人から突き放されることで、絶望し死を選んだ。 夕方の海岸が好きなのは、先輩の瞳の色が夜と昼の狭間のような色だったから。それを独り占めしたくて冬の海に赴いていた。 誕生日は9月9日、誕生花は紫苑 花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」

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