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基本ルルブ警官 秩序こそ本質 　個人の感情など無用 　　　　世界は規範なの 　　………ほんとうに？ 罪は消えない　罰を受けるの 好きなもの:「くるみ割り人形」金平糖の精の踊り、金平糖、クラシック音楽 嫌いなもの:「くるみ割り人形」金平糖の精の踊り、男性、犯罪者(特に性犯罪者) 星座:射手座 誕生日:12/18(くるみ割り人形初演の日) 誕生石:シルバーダイヤモンド(全能) 誕生花:モミ(時間/永遠) 誕生酒:グランマルニエモヒート(人の心を高みに誘う美声の森の精霊) 誕生星:ケバルライ(礼節にあつい権威主義) 誕生色:ブラウンゴールド(感情の隠蔽/夢) アルカナ:(正逆？)正義(正義/裁き/裁判/調停/常識家/相手を厳しく裁く/裁判上の厳しい裁き/無法/暴力) 花章:赤のキキョウ 血液型:A型 一人称:私 属性:秩序 中立 CV: 特徴表:3-5 重火器の達人 　　　 4-3 異性が苦手 カラコ: 両親が優秀な刑事だった。私も誇らしかった。悪い人を沢山捕まえて、世界を平和にしてるんだって。そう思ってた。 その日は私達双子の9歳の誕生日だった。いつものように仕事が遅い両親をお迎えするために学校から家に双子の妹と帰った。 「ただいま」って返って来るはずもない言葉を玄関を開けて口をそろえて言うはずだった。…家の中の惨状を見るまでは。 真っ赤だった。家の中が。深紅に染まってた。見慣れない、私達の為に用意されたハッピーバースデー！お誕生日おめでとうの壁掛け飾りにも血は飛んでいた。 床でね？死んでいたの、お父さんとお母さん。そして見慣れない大人の男の人。 テーブルでは、きっとお誕生日プレゼントにと買ってくれたオルゴールが延々と『バレエ組曲「くるみ割り人形」より金平糖の精の踊り』を垂れ流していた。 後から知ったんだけど、サプライズで私達双子のお誕生日パーティーをするために午後半休を取って帰ってきていたみたい。 そこで、両親が捕まえた犯罪者の身内がやってきて、逆恨みで両親を殺した。そして満足して自殺した。 どうして正義を成した両親が死ななきゃならなかったんだろう。私は分からない。 でもその時は、もっともっと法律を学んで亡くなっちゃった両親の代わりに悪人を捕まえて世界を平和にしようって使命感を感じてた。 …数年後、双子の妹が死ぬまでは。 その日は誕生日でもなんでもない普通の日で、でも私にとっては9歳の誕生日の次に最悪の日だった。 私が警察学校を卒業したお祝いに、妹がプレゼントを渡しに来てくれる途中で強姦されてね。その上酷い暴行を受けてね、死んじゃった。 最後まで握りしめられてたんだろうぐしゃぐしゃのプレゼント箱から出てきたお揃いのペンダントが遺品として渡された。 許せなかった、でも法が、司法が裁いてくれるって信じてた。 犯人の男、心神喪失状態で無罪だって。裁かれなかったの、許されたの。 なんで？どうして？法は正義じゃなかったの？私の信じていた正義は、脆く儚いものなのね。 刑事じゃ私の思う正義は成せないって確信した。だから私、公安になったの。法に縛られずに正義を執行できる存在。 もう誰も私みたいな目に逢いませんように。

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