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〇職業 クトゥルフ2015(p16) 法律家ベース 特記:〈信用〉および〈法律〉に＋10％のボーナス 〇特徴表 3-3 飛ばし屋 3-7 俊敏 〇人物 私/僕　貴方/君　 父の名前/恵永 雪久（エナガ ユキヒサ） PCの旧名/恵永雪(エナガ ユキ） 柔和で人当たりの良い青年。困っている人がいれば助力を惜しまず、人の見かけに拘らず手を差し伸べる。かなりのお人よしの部類に入るだろう。 実際、厳しい人生環境から得た諦念と教訓で生きている部分が大きい人間である。 今でも父親のことは信じており、信じているからこそこの職を選んでいる。むしろこの人生で縋ることが出来ることは父親と手放さないように守っている善性くらいのものである。父親を裏切るような真似はしたくないし、自身が父親に裏切られていないと信じている。人に関わらず困っていれば手を貸すのは、誰かが不当に投げられている可能性があれば、たとえその人が限りなく悪だとしてもその石を庇う人間が一人くらいいたっていいというのが道理だと思っているからである。そのため弁護士としての立場も黒を明らかにするというよりも白を黒にしないを最優先にした保守的なものである。その点において弁護士としての優秀さとしては欠いた部分があるだろう。ただし態度には出さずとも、手を伸ばすことは辞めずとも、父に尋問を行ったような立場の人間に対して好意的な感情を抱くことは出来ない。 人から謂れの無い罪で糾弾される人生に疲弊しつつも、それにより沢山の部分を変えながら生きてきた。まず一つ母親に同意の基変更した名前。次に元が分からないほどに整形した顔。そして他者との特定の関わり。有体に言えば恋愛関係である。自身と恋愛関係を持った場合、その人にまで火の粉が降りかかるのは火をみるより明らかだからだ。自分の中から父親との関わりを消していくたびに、父親に対する罪悪感が募っていった。 このような人生でも願っていることは一つ。侮辱された大好きな父の名誉が正しく回復されることである。 ・近嵐さんや遊馬くんに関して 父親の無罪を信じていながらも、好ましい他者の人生を危険にさらすかもしれないという可能性を抱えながら接するのは自分の責任である。そのため二人に対しては悪いと思いながらも、人から素直に優しくされることが嬉しくて拒否することなど出来ることでは無い。自分の事情を知ったら離れていっても構わない、寧ろそうして安全になるならその選択を取って欲しいと思っている。しかし現在は彼らの優しさに甘える形で普通の人みたいな穏やかな仕事生活を送れることを、終わって欲しくない得難い時間だと思っている。 ↓以下父親を含む設定がありますがもし本編との矛盾が発生するようであれば無視します。 元々は元気溌剌ではあるが学には疎いような子供だった。そんな幸枝にも大学教授だった父は優しく学ぶことの楽しさを教えてくれた。奇しくもそれは父の無罪を証明するための法学の勉強に役に立った。父が亡くなってからはしおらしくなり＿そうした当たり障りのない行動が世渡りに最も適していると若いうちから自覚せざるを得なくなり、現在のような穏やかな性格が形成された。大好きな父親を糾弾されるうちに、早期に成熟しなければいけずついていけなくなった子供としての心を燻ぶらせていった。本当は父は何も悪いことをやっていないと、誰かに泣いて縋り訴えたい気持ちをずっと奥底に抱え込んでいる。そんなことで人生が変わらないことを冷静な大人の部分が理解しているゆえに行動に移さないだけだ。 「烏間と申します。法律関係のことであれば遠慮なくお尋ねください。そうでなくても私を頼ってくれる人は拒みません。そこに困っている人がいる限り力になりましょう」 「近嵐さんはお父さんみたいな人で･･･、いや。ごめんなさい。優しい人を容易にそのように例えるのは間違った表現ですね」 「遊馬、スクープを追いかけるのは良いけど無理はしないでよ」 「結婚は･･････仕事が恋人ですから。しばらくは考えていないかな」 「父さんはそんなことする訳じゃないって僕が言ってるんだ、なんで皆信じてくれないんだ。一番父さんのことを知っている僕が言ってるのに、なんで」

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