タグ： 早苗の愛しい子達

パッと見男であるが体格がとてもいい女性である。スラム育ちであり、自分の身を自分で守るため日に戦ってきた成果である。 物心ついた時から女であることを捨て、舐められないためにも日々鍛えてきた(一人称は俺)。ただ、スラム街育ちであるからかいくらか一般常識に欠ける。ただ、自分が10歳くらい(本人は年を覚えていない)の時に傷ついていた彼女を拾い育ててくれた師匠の存在のお陰で必要最低限の一般常識を教わったが幼少期に殺伐とした生活を送り過ぎた影響か基本的に考え方は脳筋である。また物覚えが悪いため教わったことは何回も言われないと記憶しないため何度も同じミスをしている。人の名前も覚えるのが苦手である。 ただ、師匠か教わった勉強は彼女にとって楽しく、彼女自身も何度も本を読み続けて知識を得ていた。本はごみ箱とかに捨てられていたのを拾ったり師匠からもらったものを読みまくっていた。その時から日本の存在を知り、自分が今暮らしているこんな殺伐とした世界とは違った平和な世界はどんなのだろうとっても興味を持っている。いつか日本に観光で行ってみたいなと思い日本語を独学で学んでいる。仕事で日本人と関わるときあるがその時は結構片言かと思いきや意外とすらすら話せているがよく言葉の意味が違ってしまっている時がしばしば。 アリナ→ロシア語で『平和』の意 ---------------------------------- 彼女が拾われてから数年経った頃、彼女と彼女の師匠は貧しくも幸せな生活を送っていた。しかし…………その幸せは長くは続かなかったのだ。 彼女の目の前で彼女の師匠は…………彼女を庇って重傷を負ったのだ。その怒りで師匠を傷付けた人間はその場で復讐(殺)した。しかしその時人を殺す術は持っていても人を治すすべは持っていなかった彼女は師匠に対して何もできずにただ…………彼が衰弱し、死を迎えるのを見届けることしかできなかった。血塗れで泣きじゃくっている彼女に彼は「お前は………俺よりも真向に生きろ…………お前のその力があれば…………立派な軍人になれる…………だから…………俺の分まで…………真っすぐに…………」と言葉を残してこの世を去ったのだ。 それから彼女はショックで師匠から教わっていたことや思い出以外の記憶をなくし、師匠の最後の言葉を全うすべく彼女なりの努力を重ね、彼女は陸軍として生きていくことになる 誰よりも大切な…………師匠のために…………

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