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神代 終夜(かみしろ しゅうや) 物腰柔らかでおっとりとしており、地に足がついていなさそうな24歳。 機械設計技術者の父と母を親に持ち、また年上の兄等も類する職業に就いていたこともあり、小さい頃から設計などの図面を見ることが出来る環境にあった。そんな両親や兄達の影響を受けて、壊れた時計やおもちゃなどを分解、組み立てを行い、修理していたため、そういった方面への造詣が深い。 また、当時は上の兄姉が長じてから生まれた子供であったため、大層可愛がられていた。 その見目の良さと、温和とも呼べる性格も合わせて、あまり周囲との軋轢を生む事はないが、男女を問わず、物凄い数の性質の悪いストーカーを生んでしまう事態に陥ることが多々ある。 生家の近くにある交番の警察官とは、視線があっただけで、私用か事件かを見分けられる程度の仲。 ある時までは、それでも平穏に暮らしていたが、13歳の誕生日の日に、自宅に押し入ってきたストーカーに家族を惨殺されてしまった。 彼自身と母親はケーキをお店に取りにいっており、肉体的には無事ではあったが、母親はこれを機に精神の均衡を崩し、離れて暮らす事に。 この惨殺事件は大きく取り上げられ、報道機関やジャーナリストが引きも切らずに訪れ、生活を滅茶苦茶にされて以降、その手の類の人間が苦手。 また第三者から悪意をもたれないようにするための交渉技術を身に付けた。 そんな経緯もあり、基本的に人間に興味を持てないでいるが、両親の、『自分に関わる人に対しては等しく親切にしなさい』という教えもあり、対外的な愛想はいい。 親愛であれ、友愛であれ、自分を好いてくれる人間に対しては、ストーカー化しない限り、興味を持てずに申し訳ないという気持ちがあるので、友人だと言われれば特に否定はしない。 また、自他問わずストーカーや性犯罪を引き起こす者などに関しては「害虫」 と呼んで憚らず、駆除作業も厭わない。 これ等の経験から、スキンシップや手作りの料理などが苦手。公私問わず手袋は外さないし、失礼に当たらない程度に距離を取っている。 現在は独居老人の多い郊外のとあるマンションで生活しており、足の悪いご老人達の代わりに、買い物を請け負ったり、壊れた電化製品の修理などをして、休日を過ごしている。 誰かが作ったもの、ファミレスなどの料理でさえ苦手意識などがあるため、極力避けている。 飲み会や食事会を避けるため、ユダヤ教徒であると周囲には触れ回っているが、実際のところは隠れ蓑に過ぎない。 こういった嘘をつくことに対し、特に後ろめたさはない。 自分が生きるために必要な事なので。 配達に行った先で同僚を失った 哀しみを覚えられないままだった だから彼の事を忘れないまま、心の隅に留め置く事にした。 居候ができたので、大事にしたい 通過シナリオ 火点し頃の蜘蛛踊り⋯⋯HO3 鱗の目　 零への道程 MiaD

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