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「はい、じゃあ今日から俺たち友達な？よろしく、リン！」 新歓の席でたまたま隣に居合わせた彼は君に向かってそう言った。 それが、君たちの始まり。 いわゆる天才。人生主席男。 才能に胡坐をかいて悠々自適に生きてきた・・・かと思いきや 人が見てないところでありえないくらい努力するタイプ。 努力しているのをわざわざ隠すのは 「ナメられてるくらいが妬みとかやっかみが少なくて一番やりやすいから」。 20数年の中で悟った一番効率のいい生き方らしい。 人当たりがいいくせに他人との間に妙な一線を引いて近寄らせないので 林以外の友達らしい友達がいない。 彼が『努力する天才』であることを知っているのは林だけ。 林くんが彼のことをどう思っているかはＰＬの裁量にお任せします ------------------ 名付け小話 この頃はあんまり捻ってなかった 葉月って名前がぽんと浮かんできて、それに合う苗字を探した形 因みに与那嶺って苗字の頭いいヤツはKPが大学生の頃ホントにいた。 そいつはこんないいヤツじゃなかったけど 生まれついての天才。 その才能は周囲からの反感を買い、それを嫌がって手を抜くと今度は親や教師から叱咤が飛ぶ。 幼い葉月にもはっきりとわかるほど、彼を取り巻く環境は彼にとって生きづらくて仕方のないものだった。 生来の性質は林と同じように傷つきやすく、内向的。 そのため一番自分を守れる方法として隠れて勉強するというクセがついてしまった。 表向きは頑張って明るく振る舞い、交友を広げようとするものの、前述の経験から人間不信気味になっていたせいかうまくいかなかった。（INTも心理学も高いが、高すぎるがゆえに相手の腹の底が透けて見えてしまうという解釈） 心が摩耗し半ば自暴自棄になり、人生に飽きていた葉月は既に自殺すら考えていた。 そんな折に偶然出会ったのが林だった。 過去の林はどこか自分に似ていると葉月は思った。 だからこそそこから努力して立ち直り、自分を変えられた林のことを葉月は心から尊敬している。 また、そんな林と友達として触れ合うことで少しずつ葉月の心の傷も癒えていった。 林はこんな風に歪んでしまった自分にも真っすぐ向き合ってくれる。 林にとってそれは当たり前のことだったかもしれないが、葉月にとってそれは何よりの救いになった。 林は葉月にとって、林が過去に出会ったカウンセラーの先生であり、はじめての親友になったのだった。

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