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元プロのマジシャン。現在失踪中。 かつてマジシャンとしてそこそこの知名度を持っていたがその実態は世界的怪盗「NEO」であり、邦夫は代々怪盗家業を勤しんでいる間地家の当主として真面目(？)に怪盗をしていた。 だがある日とある事情により家族に内緒で失踪し、世間では死んだことになっている。本人曰く「今までで一番大掛かりなマジックだった」とのこと。 現在は怪盗として活動する際は「NEO」の名前を使うことなく気ままに怪盗生活をしている。 間地家には怪盗として守るべきルールが受け継がれている。怪盗としての教示だったり矜持だったり教訓だったりと様々あるらしい。 そのうちの一つに「盗んだ物の扱い」というものがある。間地家は怪盗を趣味として行うことを推奨しており、盗んだものは返したり隠し持って置くことが良しとされているらしい。 間地家の怪盗としてのルールには「必ず盗んだ物の記録を取る」ことも含まれている。そのため間地家当主は代々写真を撮ったりスケッチをしたり、特徴を細かく描写したりと多彩な方法で盗んだ記録を残している。 邦夫は写真で記録を残しているため、自然と写真を撮ることに関してはプロほどではないが趣味として見るとかなりの腕前になっている。 因みに盗んだものの記録は膨大な量になっており現在は屋敷の隠し倉庫に入れられている。 彼はマジシャンとしては大した活躍はしておらず、そこそこの収入を保っていた。周囲からの評価も実に平凡なマジシャンそのものだったようだ。 マジックは好きだがそれはあくまで頭を使って人を騙したり驚かせたりするやり口が怪盗と若干似ていると感じているため。 手は器用だし頭は良いが、マジックに対する情熱はさほど無かったようだ。 息子たち兄弟のことは目に入れても痛くないほどに可愛がっていたが呉夫(兄)の方には怪盗としての自分を否定されて以降は母親に教育を任せるようになった。その結果若干息子に関してはコンプレックスに近いものを持ってしまっている。

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