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一人称:私(目上の人に対し)、俺(親しい間柄) 二人称:君、君ら 呼ばれ方:桜雪(ｵｳｾﾂ、ｻﾕｷ、ｻｸﾗﾕｷ)、花神(ｶｼﾝ、ﾊﾅｶﾞﾐ)、ウパ 柚に対して:柚(ﾕｳ)、ピㇼカメノコ(アイヌ語で美しい少女という意味。からかうとき) 本名:ウパㇱトゥムカイ(意訳:雪中の強い人) アイヌ人の父と日本人の母を持ち、戸籍上はウパㇱトゥムカイだが、母がそれでは本州の学校に通うのに不便だろうとつけた名前が、桜雪　花神。6歳下の妹がいる。名前は桜雪　火鞠(アベナンカ)。家で兎も飼っている。名前はゆかり(縁)とむすび(結)。 花神は自分がアイヌ生まれであること、アイヌでの過ごした記憶もあるにはあるが、アイヌ語が特別喋れるわけでもない。 だが、父の教育によりアイヌ文化は体に染みついている節がある。 家族以外は花神と呼ぶ。ウパという名前を友人で知っているのは柚だけである。 アイヌ生まれであるが、すぐに札幌に移り住んだ。だが一年に三度ほどアイヌに帰る機会があり、親戚の人とも交流があるが、その時に少々言葉を覚えた位。アイヌ文化で9歳くらいになり、個性が出るまでは正式な名前を付けないという様式があるため、9歳までは殆ど無名で過ごした。 小学校入学後、桜雪　花神という名前で名乗っていたが、正式書類には戸籍上の名前を書かなければならないため、その記入欄にある本名を同級生に盗み見られ、卒業まで虐められることになる。だが本人は全く気にしていない。虚勢とかではなく、本当にノーダメージである。小学生時代は休み時間になれば校庭に行き、1人で走り回り、怪我をするというお転婆ぶりであった。生まれつき肌が白い花神の膝には今でも幼いころの傷が残っている。 中学に入学し、小学生のころ虐めていた奴らも次第に興味をなくすようになり、平和な日々を過ごす。中学生になってからは運動神経抜群！お転婆な餓鬼！が封印され、図書室で本をよく読むようになる。色々な本を読み漁り、卒業するころには図書室にある本は全て読み終えるほどだった。その中でも、文字を読めなくても様々な国で親しまれる絵本に興味を持っていた。 好きな絵本はバムとケロ。ケロの方が好き。ベッドにぬいぐるみだったり、リュックにストラップでついてたりする。 高校からは柚の通う望月高校へ編入。 高校では文武両道を目指したつもりだが、理数面が致命傷であり、柚に教えてもらうことも多々あった。 (地頭はとてもいいが学業ダメダメタイプ) 花神曰くここが一番の青春だった。過去の記憶をどれだけ振り返っても、一番楽しかった。 柚とも出会えたし、という感じ。 高校では陸上部に入るが、高校2年の夏、大会に向けての練習期間中、体育倉庫で棚の経年劣化により棚が崩壊、その下敷きになり、利き足を負傷。日常生活にさほど支障はないが、選手生命は絶たれた。今でも激しい運動をすると時折痛む。 花神はこのことをまぁ俺の運も悪かったよな～位にしか思っていない。

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