タグ： こすもんキャラシ 蹂躙するは我が手にて

小国ドラグミアの鬼才。彼の発明した兵器により大戦下この国は隆盛した。 小さなころから優秀であり、希望に目を輝かせ飛び級で他国の大学へ進学したのも今は昔。 帰国するや否や軍直下の研究所に入り新兵器の開発に従事するようになり、上層部はその成果物をマゥナヴィタ国に流すことで国益を得始めた。 こと大戦中～後期にかけて実用化されたEFG爆弾は、着弾点から町ひとつぶんほどの範囲の電位を強制的に操作し強い電流を流す、言うなれば横向き全方位に雷を落とすといった代物で、鍋底どころか地の底を黒焦げにして回ったという。 発明する兵器の多くは「いかに"広範囲"の人物を"確実に""一瞬で""多く"殺すことができるか」という視点に特化しており、多くの戦死者を出したため歴史上最も非情な兵器開発者と言われるに至った。 ただし本人は「みな苦しまず死ねるのだから至極人道的な兵器しか作っていないよ」と悪びれず発言している。 煜鼦に技術が漏れていることもその経路にもなんとなく思うところはあったものの、政治には大して興味を持っていなかったため藪を突いて蛇を出すまでもないと放置していた。 ──────────────────────── 教導国家ドラグミア 国土は小さい宗教国家。体のどこかに「聖痕」を刻む洗礼を受けることで神の寵愛を受けるとされており、洗礼を受けていない者は異教徒として迫害される。原則として教義に忠実に国家が運営されているが、その反面国の行うことは神に準じていると考えられる部分もあり、教義に悖る行為であっても方便により正当化されることも少なくない。もとから独自の技術を持っていたがダミアンによりそれが洗練され、大戦期に技術大国として栄えた。

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