タグ： 10万年後の君達へ

一人称/俺 二人称/アンタ ｢あぁ、俺ですかい？俺は京極 蓮爾。歳は24で、京都出身出身ね。一応標準語で喋る事を心がけてるんやけど…あっ、今みたいに偶に京都弁が出てしまう時もあるんで、そこんとこ宜しく。所属はチームA。好きなもんは甘味。5000万円の使い道は…1個、買いたいもんがあるんですわ。…自己紹介ってこんな感じで良い？まぁ、兎に角よろしく。｣ 京極 蓮爾は早川 隼人を心から尊敬していた。 彼が幸せとなる為なら、どんな事だってする。 ━━恋心に終止符を打つことだって簡単だ。 じわり、じわりと【尊敬】の中に【恋情】が滲み出てきている事を京極 蓮爾は理解していた。 だが、彼が選んだ幸せの相手は【HO3】。 京極 蓮爾は、この気持ちが叶わぬ物であると分かっている。 だからこそ、恋情を押さえ込み、見て見ぬふりをし、HO3を命懸けで守り通すのだ。 早川 隼人が幸せになる為に。 彼の安否を確認し、HO3と共に五体満足で生きて帰す。 それが、自分に与えられた使命なのだと、そう思っている。 …いや、むしろこれは好機だ。 HO3と会えて、早川 隼人は喜び、そして2人は結ばれ、彼の幸せな姿を見て俺も幸せな気持ちになる。 千載一遇の巡り合わせに、頭を下げたいくらいだ。 …え？｢辛くないのか｣、だって？ 言っただろう？ ━━━━俺は、早川さんが幸せになれば良いんだって。 買いたいもの【早川 隼人とHO3に贈る最高のプレゼント】

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