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『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』-大海を知らず、されど血潮の赤を知る- ■HO2：マグ あなたは国1番の賢者であり、名の知れた魔法使いだ。その突出した技術と知識を買われて今回HO1の付き人に選ばれた。 得意とするのは占星術で、星々の持つ力こそあなたの力だ。しかし最近は星々の力が以前ほど上手くコントロール出来ない。 何故星は自分に応えてくれないのだろうか？ 何はともあれ、あなたはこの航海を経て新たに成長を遂げたいと考えている。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 以下秘匿 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 一人称｢アルダ / 僕｣。 二人称｢貴方｣。 物静かで人付き合いが苦手。 いつも師範様と自分を比べては｢まだまだだなぁ｣と思う日々。 今は前を向くため、｢自分はすごいぞ！｣を練習中。 自分が自分を卑下するのはいいけど、他人に見下されるのはちゃんとむかつく。 魔法や知識以外はからっきし。頑固だし柔軟性０。 師範様のことを心から尊敬している。 師範様の後を継ぐ存在として相応しい宮廷魔術師になりたくて毎日勉強をした。 師範様は優しくて朗らかでそして時に厳しくて、常に正面から向き合ってくれて、 だからこそアルダは師範様に応えたかったし、師範様について何一つ欠けることなく残したかった。 両親を知らなくても、友達がいなくても、師範様がいてくれれば少しも寂しくなかった。 師範様が姿を見せなくなったのは、アルダが15、16のとき。 初めて｢寂しい｣を知った。これが｢寂しい｣。どうしたって師範様といたら知る筈もない感情。 元より師範様が自分を拾ってくれた理由は重々判っていたし、 自分は師範様の後継者なのだからいつまでもくよくよしていられない。 だが、自分が師範様の後継者として胸を張れる自信はなかった。 師範様の足元にも及ばない自分、師範様のすべてを継ぎたい自分。 師範様がいなくて寂しい自分、師範様がいなくても前を向きたい自分。 師範様は特に占星術について一番褒めてくれた。 占星術だけはアルダも師範様に恥ずかしくないほどの自信がある。 星々が友人だったとアルダが気付いたのは｢寂しい｣を知ってからだった。 ひとりぼっちの寂しいアルダは、彼らにはなんでも話した。 師範様のこと。自分のこと。 師範様の後継者に正しくなりたいこと。 そう自負できるくらいに成長したいこと。 それは永遠のような日々だった。 まるでゴールを知らなかった。 師範様の背中を追い続けて、追い続けて、追い続けて、 でもどこまで追い続ければ師範様の隣に立てるか判らない。 いつまでも師範様を見上げているから、 いつまでも｢成長したい｣と願っているから、 アルダはずっと子供のまま。 師範様が姿を見せなくなって、数十年が経っていた。 国一番の賢者である名の知れた魔法使いは、 塔で一人、星々と本たちに囲まれて質素な生活を営んでいる。 国に、皆に認められるようになって、 いよいよ師範様の後継者になれたのかもしれないと自覚を得た昨今、星々が応えてくれなくなってしまった。 あぁ。やっぱり僕は。 頭を垂らして、それから首を横に振る。 いや。きっとこれは、アルダがアルダをひとりの賢者として認めるための最後の試練なんだ。 師範様がアルダに手を差し伸べてくれたから、アルダは寂しくなかった。 星々がアルダに声を掛けてくれたから、アルダは寂しくなかった。 今度はアルダ自ら｢寂しい｣を克服する。 アルダはたくさんのことを知っているけれど、｢寂しい｣の克服をまだ知らないから。 ｢友の作り方｣はどんな本にも書いてなかった。 でも、そのヒントは星々が教えてくれた。 師範様も、星々も、きっとアルダの航海を見てくれている。 貴方たちに認めてもらえるよう、僕に認めてもらえるよう、 いま、一歩。初めてちゃんと自分で歩けた気がした。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 【職業技能】シナリオ指定 オカルト、天文学、歴史、図書館、医学、精神分析、地質学、言いくるめ 【興味技能】 <化学>＜考古学＞＜生物学＞＜天文学＞＜博物学＞＜物理学＞＜薬学＞…賢者だから物知り！ 【特徴表】 ▮1-5｢天才｣…INT+1 ▮3-8｢信頼のおける人｣ …家族や仲間を見捨てたり粗末にしたりせず、可能な限り助けようとする。任意のコミュニケーション系技能*3に+10P └<聞き耳><精神分析><目星> 【そのほか】 名前：アルダ：アルダバラーン(アルデバラン)より。おうし座で最も明るい恒星。後に続くものの意味。 　　　師範様が名付けてくれた。師範様の後に続く相応しい賢者になれますように。 　　　星々が大好きなアルダもアルデバランが一番好き。ハ〇ターってなんだ……？ 色：#6E75A4：藤鼠「情熱・孤独・節度 / 自分の存在を見つめるロマンチスト」 花：クレマチス「精神的な美しさ、旅人の喜び」 イメソン：抱擁 / 安次嶺希和子 HO1：シュルーク様 HO3：サヒラ様 HO4：アイシャ －－－－ 王子名付け その美しい金色の瞳は 王の御子たる証左にて まさしく太陽のよう 太陽の名こそ王子に相応しい その輝かしい銀の髪は 柔らかく優しく光り まさしく月のよう 月の名こそ王子に相応しい 往くべき道程、嬉々たる未来を照らす太陽 静かな夜空にて慈悲深い光を齎す月 どちらの名も王子に相応しい 太陽と月が我々を見守っている１日の始まり 東雲の名を私は王子に与えたい ーーーー 【クリアシナリオ】 2024/03/06『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』第一夜 生還 2024/03/10『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』第二夜 生還 2024/04/05『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』第三夜 生還 2024/04/12『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』第四夜 生還 2024/04/24『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』第五夜 生還 2024/05/08『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』第六夜 生還 2024/05/14『アルフ・ライラ・ワ・ライラは語らない』第七夜 生還 ●AF:砂丘の指輪 古代エジプトで見つかったとされる、魔力を保有した指輪。 透明な宝石の中に金箔のような砂が閉じ込められている。身につけるとPOWが+2される。 ●AF:アルハザードのランプ ランプに火を灯せば煙が現れ、吸い込んだものに幻影を見せる。 あなたはこの幻影を用い、今後指定したタイミングで1度だけ周囲の探索者のSAN現象を半減させることが出来る。

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