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【百枝美世（もものえ みよ）】 明るく誰にでも積極的に話し掛ける性格。態度は大人びているが育った環境の影響でかなり世間知らずで知りたがり。人に教えられたものは嘘でも素直に信じてしまう。非常に騙されやすいが物覚えは良くちゃんと教えればしっかり理解するので結構話は通じる。能力柄嘘つきが大嫌い。 男友達しかいなかったため一人称や口調が比較的男性的で見かけによらず腕っ節も強くすばしっこい。だが一応普通にお淑やかに振舞うこともできる。実は未成年の頃から酒も煙草も嗜んでいるが、本人曰く「え、ダメなの？みんなやってたよ？」とのこと。勉強が苦手で読むことができた書物が軒並み物語や各国の伝承のようなものばかりだったためその手の話には詳しい。 とある山奥にある、国籍人種様々な人々が寄り集まった名も無い村の出身。彼女は両親共に海外出身なのか顔立ちは外人っぽい。人形のように色白で非常に整った容姿をしているため村人たちからは散々ちやほやされていたらしく、自分が可愛いことを自覚している。 村は元々人数が多いわけでもなく、麓の人々とあまり交流があるわけでもなかったのでどんどん村人は減っていき今は誰もいない。そして彼女が住んでいた当時子供は彼女を含めて8人だけだった。 8人はとても仲が良く、幼い頃から毎日のようにみんなで遊んでいた。8人一緒にいることが当たり前で、誰かが居ないなんて有り得ないことで、「ずっと一緒に遊ぼうね」と約束していた。 しかしある日、一人が外から来た何者かによって殺害される。それから残された7人はショックで中々一緒に遊ばなくなり、やがて彼女を除きみんな村を出て行きバラバラになってしまった。 彼女は約束を破った彼らを、大好きだったが故に許せなかった。仲良しをやめた6人も、勝手に居なくなった1人も。しかし何もできずただ一人村に残され精神的に疲弊していたとき、病死した村人の葬儀でとある会話を耳にする。 「＊＊さんとあなた、仲良かったもんね」 「気持ちは分かるけど、後を追おうなんて考えちゃいけないよ」 「死に方が違うと、あの世で同じ場所には行けないからね」 この迷信じみた話を、彼女は信じてしまった。そして曲解する。 「あの子は殺された。それなら残りの7人全員が殺されれば、あの世で8人で再会できる！」 それなら、みんな殺してしまおう。そうすればまたやり直せるはずなのだ。……そうして、彼女は6人を探し出し、友情と怒りの感情の下に殺していった。しかしそのとき視えた彼らの感情はあの頃のままで、彼女の怒りに対して発した「本当は一緒に居たかった」という言葉に嘘は無かった。 そして全員殺した後、夜な夜な夢を見るようになる。7人が、自分の手を取って「また一緒になろう」「君だけ仲間外れになんてしないからね」と言って暗闇の向こうへ引きずり込もうとしてくる。 彼らは自分を捨てた嘘つきだと思っていたが、思っていることはみんな一緒だった。みんなずっと8人で仲良く過ごしていきたいと思っていたんだ。最後は自分も殺されなければいけないが、みんなの手で呪い殺されるなら本望だ。そう思って、彼らに身を任せようとした。ここで彼らへの怒りは完全に消え失せ、再会の決意は揺るがない強固なものになる。 しかし、自分は生きている。いつもあと一歩のところで夢から覚めてしまう。あれは所詮自分の願いが作り出した幻影だったのかもしれない。誰かに殺してくれと頼もうにも、素直に聞き入れてもらえるとは思えない。 そうこうしているうちに、遂に警察に捕まってしまう。死刑の判決を言い渡され、警察に捕まると牢屋に入れられる、くらいの知識しか無かった彼女はそこで初めて死刑の存在を知る。今まで捕まるのがなんとなく怖くてなんとなく逃げていたのが馬鹿らしくなり、彼女は喜んで死刑を受け入れ、のんびりその時を待っている。 今一度見たいものは、自分たちが居た村の奥地にある一本の大きな桃の木。よくそこで8人で待ち合わせをして、その周りで遊んでいた。木には小さな穴がぽっかりと空いている。そういえば、夢の中で7人が自分を連れて行こうとしていた暗闇は、この桃の木の穴の中だった。 純粋にあの頃の情景をもう一度見たいという気持ちもあるが、あの夢がただの夢だったとしても自分たちの絆は確かなものであると、自分もこれからそちらに行くと、あの世で待つ仲間たちへ伝えるために最後にそこへ行きたいと願っている。 本名は谷地エミリ（やち -）。 「やあ！ごきげんよう。ボクは美世。貴方はなんていうんだい？」 「桃って楽園の象徴なんだろう？ならボクらの行く先は楽園に違いないのさ」 「何処かのお話では、最後の一人が首を吊って終わるらしい。ぴったりだね！」 「貴方たちにとっては憎き殺人鬼がいなくなる、ボクらはあの世で再会する。これってうぃんうぃんってやつじゃないのかい？」 -------------------------------------------------- ◆誕生日……1月14日 ◆血液型……知らない ◆イメージカラー……ラズベリーレッド（#9f166a） ◆イメージソング……『somewhat trustworthy』凋叶棕 ◆一人称……ボク、私 ◆二人称……貴方（貴女）、［主に苗字］さん、くんちゃん付け ◆特徴表 ◇4-10『夜に弱い（D）』 夜には、すぐ眠くなる体質である。深夜0時を過ぎても活動しようとすれば、〈アイデア〉および〈知識〉ロールの成功の範囲がそれぞれ2分の1（端数切り上げ）となる。ただし、早起きは得意である。 技能ポイント1D6×10→［4×10］→＋40ポイント（興味ポイントに加算） ◇5-1『動物に好かれる』 独特のたたずまいのおかげか、たいていの動物がなついてくる。 ◆誕生星……『シャム』 星言葉：あふれる魅力 ◆花個紋……『麝香連理草の丸』 どんな瞬間も美しく、輝きの絶えない人。 生き生きとした生命力に溢れたあなた。仕事でもプライベートでも周囲にとって眩しい存在です。一生懸命なあなたから元気を貰ってがんばっている人も少なくないはず。 ◆花ダイス……『桃』天下無敵、恋の虜 恋の前には何物も阻めない。猪突猛進、前進あるのみ。たとえそれが敵だろうとも関係ない。貴方を制御できる人はあまりいないだろう。それで身を滅ぼしたとしても貴方は微笑むのだ。恋の蜜池に溺れるように。 -------------------------------------------------- 【経験シナリオ】 ◆…通過済み ◇…通過予定 ◆『COLD MEMORY』HO2 ---

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