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職業参考：coc2015 刑事 一人称:私（俺）　　二人称：貴方 好き：読書　　嫌い：うっとおしい人、顔に言及してくる人 「水成は私ですが。何か私に用でも？」 「すみません、ベタベタするのやめて貰えますか？　うっとおしいので」 「もう俺みたいな思いをする人に増えて欲しくない！！ そう思って何が悪いんだよ！？」 ◯水成和真について ・現在は父と自分の二人家族。12年前までは10歳年が離れた姉がいて、物心付く前に母が亡くなったのもあり姉弟だが姉を母のようにも慕っていた。 ・読書が趣味の読書家。ジャンルは問わず読むタイプで、書店でオススメされている本が取り敢えず買って読む。強いてあげるならミステリーが好き。 ・12年前の事件のせいでかつて周囲から同情や好奇の視線やその他沢山の出来事のせいで、人の好き嫌いが激しくなった。し、気難しさと偏屈さが出てきた。 →それまでは姉をよく慕う素直で穏やかな少年だった。今は眉間に皺を寄せてる時間のが多い。 ・交友関係は深く狭くを好み、最初からぐいぐい距離感を詰めてくる人はあまり好きじゃない。当時の好奇心ですり寄ってきた野次馬たちを思い出すから。 ◯12年前の事件について ・13歳の時に姉が結婚。祝福の気持ちの裏に寂しさを覚えたが、姉の夫が婿養子として水成家に入り姉が家を出ていかなかったので、表に出すほど落ち込みはしなかった。 ・義兄が増え四人家族となり姉の妊娠が発覚してからの約一年が、和真にとって人生で何よりも輝かしい時間だった。 ・14歳の中学2年生のある日、まだ24歳だった姉が事件によって死亡。 ・直後は現実を上手く認識出来ない位のショックを受ける。だが妻である姉を亡くした義兄と、母に続きまた家族を喪ったことで茫然自失となっている父達を支えるべく、自分がしっかりせねばと奮い立つ。 ・具体的に何をしたかと言うと、姉の喪中と事件当時についての警察への応答やマスコミ取材などを、出来る限り自分が率先して引き受けて対応した。 →その時の周囲や世間の好奇や同情の視線、姉の事件以降ろくに進展を見せず犯人を取り逃がした警察への苛立ちや怒り、やるせない姉を喪ったことによる喪失感は、和真の人格や人生を一変させるには充分のものとなってしまった。 →余談だが姉と同じで見目のいい子供だったせいで、ああいう整った顔だからお姉さん狙われたんじゃないの、君も狙われるかもね……とか言ってくる輩がそれなりにいたせいで、顔について何か言われるのがとても嫌いになったり。 ・それまでは大人になって家族と遠く離れるのは寂しい、でもいつまでも家にいるのもちょっと……だから将来は地元の企業に就職して近くで一人暮らしとかいいかも。なんてふわっとした将来を思い描く少年だった。 →事件を経て、自分と同じ思いをする存在をこれ以上産んではいけないと思うように。それからはひたすら刑事になるべくコツコツと励んだ。 ・大学卒業後は警察学校に。成長期に多大なストレスを感じていたせいか、体格や筋力などはギリ平均程度までしか成長しなかった。 →それをカバーするのと刑事になる為のアピールポイントとするべく、事件後から柔道を始め、今では見た目に反してかなりの実力者へと成長した。 ・刑事になりたいという溢れる熱意と柔道が出来たこと、元々勉強が嫌いじゃなかったおかげで筆記の点数が良かったことが加点となったのか、25歳で刑事に。 ・26歳の現在、溢れんばかりの情熱と真摯さを持って自分と同じ存在を増やさないように邁進中。 ・義兄は水成家に居ると姉を思い出すからと、10年前に出て行った。今は明るさを取り戻し、年に数回は会って食事をしたりしている。 ・父はあの日から口数は減ったが、現在はだいぶ立ち直っている。それでも時々一人で晩酌して泣いている姿を見る度に、和真はあの事件の犯人や警察への怒りや行き場のない感情を思い出している。 ◯HO1をどう思っているか ・警視庁に入ってから噂を聞いて以来、遠巻きに観察していた。 ・真偽を確かめず噂を決めつけるのは良くないのでこの事件を機に、現在HO1を見定めるつもりである。 ・もしそれが真実なら、自分がどうしてしまうのか。どうしたいのか。その答えはまだ出せていない。 ・ただ出来たら、自分の甥か姪になる筈だった子がどうなったのか。伯父になる筈だった者としてあの子の最期を知りたいと思っている。 ［HO4］ 「あなたは、12年前の事件の被害者遺族だ。」 あなたは12年前の事件で、愛する家族を殺されている。姉、母、妹など、その家族との続柄、どんな関係であったかは好きに決定して構わない。(恋人などでも構わない) あなたの家族は、いつも通り家を出て行ったきり、あなたの元へは帰ってこなかった。帰ってきたのは、動かなくなって、女性としての尊厳を奪われた家族だけだった。 あなたの家族の事件を機に、ぱたりと犯行は止んで、世間を暫く騒がせた事件も次第に下火になっていった。 あなたは家族を殺され、警察はあなたの家族を殺した犯人を取り逃がした。 ただの被害者遺族であったあなたは、泣き寝入りすることしかできなかった。 あなたは、警察への不信感があった。 あなたと同じ被害者遺族をこれ以上産んではいけないと思ったあなたは、警察という組織を変えるべく自ら警察官を志し、そして今回、あなたの家族を殺した犯人と同じ方法の殺人事件を担当することになった。 この事件の犯人が12年前の事件と同一犯だろうと別の人間だろうと、あなたは犯人を許してはいけない。 【HO捕捉】 ・事件で殺害されたあなたの家族は、死亡当時妊娠していた。遺体となって発見された際、子宮と共に胎児も行方不明になっている。恐らく処分されたものだろうと、あなたがどんなに掛け合っても警察は赤子を探してはくれなかった。 【HO1について】 警察に入ってから、風の噂を聞いた。12年前の事件の捜査で、犯人を目の前にしてみすみす見逃した刑事がいるらしいと。 だから、今回の事件の捜査チームが決定した時、驚いた。あなたが所属することになる班をまとめる刑事(HO1)が、まさしくその、犯人を逃したらしい刑事だったからだ。 警察内部では、様々な噂が飛び交っていた。「追えば追い付けたはずなのに、立ち止まって追わなかった」だとか、「知り合いだったからかばったのではないか」とか。「最後の事件の被害者は、犯人を捕まえるためにその刑事に見殺しにされた」なんて噂まで立っていた。あなたはその真偽を確かめる必要がある。

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