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ほうらい・まりか　/　マネリーリカ・ヘルン（Meinerilycah Hearn） ▼2015特徴表 4-6　寄せ餌（D）→60P ▼2015　超心理学者 ・写真術から目星へ変更しました。主観を重視します。 ・人類学、心理学、精神分析　専攻分野。 ・歴史、オカルト　日本に来て興味持った。 ・目星、聞き耳、図書館　探求する者の嗜み！ ・ほかの言語（日本語）　10年くらい過ごしているので、多少はね？ ・杖　丈夫な日傘です。 迷迭香…マンネンロウ　ローズマリー。魔除けとか　あと字面は迷っていれかわる。 小泉八雲　-怪談　蓬莱　https://open-shelf.appspot.com/Kwaidan-StoriesAndStudiesOfStrangeThings/chapter18.html 東洋かぶれのイギリス人の父と、日本人の母の息子。 幼少期はイギリスの郊外で過ごしていたが、10歳（小学5年生）の時に日本にやって来る。 マネリーリカが本名だが、蓬莱迷迭香は日本に来て舞い上がった父が付けた日本名。 どちらもどことなく女性名寄りなのは両親ともにそういったことを気にする人ではなかったから。 ただ、小学生の中ではその外国人的な容姿も性別に似つかわしくない名前も非常に浮いた。 結果、疎まれ反感を買いいじめられることになる。 同じく一人で居た慧眼蓮涅だけがそういった偏見なく接してくれたこともあり、次第に親友と言うべき仲になる。 周囲と浮くのは小学生の時だけではない。 やはり容姿と名前、それにそこそこ人並み以上の学力はその後も他人の反感を買うのに困らなかった。 それに慧眼蓮涅の友人という立場も大きい。変わり者の仲間は変わり者扱いされ、腫れ物扱いされる。 当人としてはもはや慣れているものではあるので気にするほどでもないと放っておいたのだが、それが悪かったらしい。 まあ、慧眼蓮涅と並んで二人とも目の上の瘤だというのに当人たちがさっぱり気にしていないのだ、気に食わないやつも当然だ。 夕暮れ、教室に一人で忘れ物を取りに来たのを待ち構えていたのは常日頃から何かと言って文句をつけてくるクラスメイト。 いつものようにまともに相手をせず、昇降口で待っている慧眼蓮涅のもとへ帰ろうとしたのだが 振り返った先、とがった物が光っていた。激痛。視界のバランスが崩れた。 左目からとめどなく熱い液体が流れ出していた。 なんだか目の色が気持ち悪いだとかそんなことを言われていたような気もする。ああ、だから目なのか。 さて、取りに来た忘れ物といえば傘であった。 何の変哲もない傘であるが、　人間、どれだけ大人しくしていても多かれ少なかれ自己防衛本能が備わっているものである。 嫌がらせの域を超えた加害行為だと認識した身体は咄嗟に動いたのだ。 父から譲り受けた傘はとても丈夫なつくりをしていて、そして重かった。 鈍い音と共に驚いた顔の相手は倒れ、それを見ながらぼんやりと立ちすくんでいたところに慧眼蓮涅が来るまでそう時間はかからなかった。 結果、傷害事件の加害者は相手側、こちらは被害者ということで話は落ち着いたのだが、相手は学校に来なくなったし自分たちと言えば前よりも周囲より浮くことになった。 以降傘を晴れの日も雨の日も手放さなくなった。人に向けたのはこの一度だけだが。 またこの時（16歳）のときから左目が義眼である。 母親譲りで特別丈夫とも言えない身体であったので、両親は過保護気味であった。 ついでに母親は心も丈夫ではない人だったので、家のベッドで窓の外をぼんやり見ていることが多かった。 自分が大学生になってからは療養のために両親はもっと静かな田舎に越し、 少し大きめの古くさい和洋折衷の体現のような（両親の趣味だ）洋館の主は一人となった。 家具がごちゃごちゃしている家のわりに趣味の物は少なめ。 大学での専攻は心理学方面（比較対象としての精神方面もある）だが、重視するのは客観でなく主観である。 何より、個人の主観的な認知にこそ意味があると思っているのだ。 それは日常的な思考であり、認識であり、そして睡眠時に見る夢である。 それらすべては実際存在していることには変わりない。認識しているのだから。 つまりすべて現実と言えるのではないか。そういった論文をマイペースに進めているところである。

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