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※職業技能は【クトゥルフ2010・宗教家】で取得。 ーーーーーーーーーーーーーーー― 【一人称】：私（本当は僕）　【二人称】：あなた（本当は君）、たまちゃん、幽々（ゆゆ）ちゃん 【基本口調】：物静かでゆったりと話すが、感情の伝わりにくい敬語。 【カラーコード】：#BA8E9C（リラ） 【誕生日】：1/24（みずがめ座） 2023年に探索者デビュー。当時21歳。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 【不定】：無し 　症状： 　期間： ーーーーーーーーーーーーーーー― 【特徴表≪天才≫】：生まれつき頭の回転が速い。INT+1。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪概要≫　※□の項目は卓後に追記した箇所。 ■教祖として活動している時は、凛とした姿勢であまり感情や表情を表に出さない。 　自分のなりふりのせいで、【教祖】という存在の威厳を欠いては困る。 　そういった思考から、なるべく自分の素性を知られないよう姿を隠している。 　口を開けばゆったりと穏やかな敬語で話をするが、言葉数はあまり多くないかもしれない。 ■心を許している人間に対しては、警戒心が強くてやや気弱。 　礼儀正しくて善性が高く、表情も（教祖をしている時よりは）少し柔らかいかもしれない。 　孤児院時代からの知人である〚神犬　環〛とは一番親しく、名前で呼んでいる。 　本名は〚永墓　命（ながつか・みこと）〛だが、仲が良い者には「命（めい）と呼んでほしい」と伝えている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪ 過去 ≫　※読まなくても大丈夫。 ■ネグレクトを受けていた幼少期。 　どれだけ泣いても何も与えられず、徐々に体が衰弱していった。 　生命の危機を感じた。このままでは死んでしまう。 　それ以降、赤子は泣くのをやめた。 ■栄養不足の影響から体は小さく、筋力も体力もあまり育たなかった。 　両親とコミュニケーションを取れなかったため、他人と接する事に僅かな恐怖心と苦手意識があった。 　声が小さく気弱で引っ込み思案。自己表現が下手で無気力。知力や発語にも少し問題があった。 　生きるのは苦しかった。だからといって死ねなかった。死にたくなかった。 　辛くなるたびに助けを求めた。誰に伝えるわけでもないのに、何度も願った。 　『だれでもいいから、たすけて』————その後、両親は死んだ。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■孤児院に引き取られた少年期。 　たくさんの知らない人間に囲まれる生活は、とても怖かった。 　周りが当たり前にできる事が出来ない。自分ばかりが劣って感じる。 　自分は人間じゃないのかもしれない。少なくても『普通』じゃないんだろう。 　だんだん自分が嫌になって、他人と距離を置くようになった。 　そうして、集団に居ながら孤独を感じ始めた頃。〚神犬　環〛に出会った。 ■彼は。一人ぼっちの命に、たくさん声を掛けてくれた。手を差し伸べてくれた。 　吃音で上手に喋れなくても。言葉が出なくて押し黙ってしまっても。何度も近づいてきてくれた。 　それなら————。気がつくと、命は自ら彼の元へと近づくようになっていた。 　こうして命は、〚神犬　環〛と過ごす時間の中で徐々にコミュニケーション能力を育てていった。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■この時の自分に『一番大切な人は？』と問われたら、間違いなく〚神犬　環〛の名前を口にする。 　そんな折————〚神犬　環〛が、自分と似たような境遇にある事を知った。 　話を聞いた命は、こんなに自分に良くしてくれた彼が、自分と同じような目に遭うのが嫌だと思った。 　……ふと、魔が差した。孤児院に来る前の自分は、目に見えない何かに助けを乞う事で救われた。 　ならば。もう一度助けを乞えば、願いが叶うかもしれない。 　 ■不安はあった。もしかしたら〚神犬　環〛の家族が死ぬかもしれない。それは彼にどんな感情を与えるだろう？ 　彼のおかげで、孤児院での生活が楽しくなった。人のあたたかさを知った。自分を人間にしてくれた。 　恩返しがしたかった。彼を脅かす人間が嫌だと思った。彼の為なら、人間を辞めてもいいと思った。 　ねえ、僕に君を救わせて。 　『たまちゃん、一緒に祈ろう？』 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■あれから自分は【教祖】になった。多くの人間が救いを求めてやってくる。 　たくさんの人たちの声を訊き、この不可解な力をもって沢山の人間を闇に葬ってきた。 　罪悪感がないと言えば嘘になる。けれど〚神犬　環〛を救ったあの日から、覚悟を決めた。 ■数多の理不尽が溢れる世の中で、自分がどれだけの人を救えるかわからない。 　それでもどうか、多くの人が幸福になりますように。 　中でも特に願うのは———— 『僕の傍に居る人たちの未来が、明るく幸せであれますように』 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪終幕≫ ・擦り切れるか否かの瀬戸際、たまちゃんにお願いして灰月の心臓を貫いてもらった。 　不気味なパレードは崩壊し、たまちゃんの足の怪我も天罰も無に帰した。 　良かった。これでもうたまちゃんを苦しめるものは何もない。 ・これからは二人で歩んでいこう。 　今度は僕が、たまちゃんを助けるよ。 　そう告げたけど――――やっぱり、僕は君の傍に居られないみたいだ。 　 ・りりに刺されて、因果応報という言葉が脳裏をよぎる。 　ああ、そうか。そうだね、これは今までの罪に対する罰だ。 ・ねえ、たまちゃん。これまでの罪は僕が清算したよ。 　だからどうか、僕の分まで。拝掌教のみんなの分まで生きてほしい。 　我儘でごめんね。でも、僕は身勝手だから。 　たまちゃんの人生が続いていくことを願わずにはいられない。 　そしてこれは、ただの人間になった僕が君に贈る最期の祈り。 　『これからの君の未来が、これまで以上に幸福であらんことを』 　これが命の、最期だった。　【了】 ■通過シナリオ：鰯と柊（END・3） ーーーーーーーーーーーーーーーーー ▽HO:鰯 あなたは拝掌教の教祖だ。 【推奨技能】✅目星・✅聞き耳・✅図書館・✅信用 ーーーーーーーーーーーーーーーーー

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