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外科医ベース 家族円満の家庭で育ち、心身ともに健やかに育った。 12年前に妹が流産しかけた時、お医者さんが必死に母を励まし、適切な処置を行い、母子ともに無事に出産することが出来た事、中学生の時、大好きだった祖母が難病を患い、苦しみながら死んでいったのを機に「医者」を志した。 裕福な家庭ではなかった為、将来を決めた後はバイトと勉強を両立し、国立の推薦をもらい、と努力を重ねて現在に至る。 もちろん両親は医大に通う為に貯金も残してくれており、医者になるという夢を応援してくれていた為、何不自由なく過ごしてこれた。 両親が陰で自分の食べるものや着るものを蔑ろにしたり節約していた姿を見ていた為、いつか親孝行がしたいと考えていた矢先に事故に巻き込まれる。 旅行は、医大に入ってから成績トップを保ち、バイト漬けだった自分を両親が労ってくれてのものだった。 家で妹と過ごした時間は13歳～16歳の間だけであり、高校～現在はバイト・勉強で顔を合わせることは極端に少なかった。 故に妹に対して特別な感情は持ち合わせておらず、事故後彼女を見つけた時に「両親ならどれだけよかっただろう」と思ってしまったほど。 家族の葬式が行われ、遺骨になった二人の骨を前に今まで支えにしていたものを失って決壊し、妹の首を絞めたこともある。 その際、妹が自身の頭を撫でたことから、正気を手繰り寄せ、『両親の大事にしていた娘』というものに執着し始めた。 どこか歪な親孝行・使命感・義務感に苛まれ、『俺がいないとだめ』なのか『妹がいないとだめ』なのかが曖昧になって1年が経つ。 もう無理だ、と思った時は彼女に食われて死のうと考えている。 現在は妹の為、猫や鳥などの野生動物の死体を回収したりして肉を手に入れられるようにナイフと保存容器や袋を持ち歩いている。 野生動物であっても仮にも医者を志す者として生き物に手を出したりはしていない。 もし生き物に手を出さなければならなくなるのであれば前述の通り、死のうと考えている。 (コレHOにある実験動物って生きてるのを連れ帰って来ちゃってますか？！？！その場合は調整します…もう死んだラットとかでいいなら助かる…) 妹の名前は『美月(みつき)』12歳

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