タグ： 灰になってよかった

　　名前　⌇　梔子 鈍人　（くちなし にびと） 　　年齢　⌇　20歳 　　身長　⌇　172cm 　　職業　⌇　大学生 　シナリオ⌇　灰になってよかった 一人称：おれ　二人称：きみ　三人称：きみたち ✧　HO情報 探索者は2015特徴表4-6〈寄せ餌〉⚠︎を持っている。また、何らかの理由で誘拐されたいと考えたことがある。その願望の程度や経緯は不問である。 上記条件を満たしていれば継続探索者の使用も可能。 ⚠︎人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっとひどい目に遭うこともある。 ✧　キャラシ詳細 優しい性格、家族や友人のことをとても大切にしている。家族、友人もまた彼のことを大切に思ってくれている。 周りの人が大切だからこそ、消えたい。自分のことなど忘れて、存在しなかったように振る舞って、幸せになってほしい。 20歳、男子大学生。 18歳の頃から若年性アルツハイマーを患い、数日から1週間程度の出来事しか記憶できない。 幼少期から一人息子として大切にされてきたが、病にかかり、両親は深い悲しみに暮れた。 毎日、明日は今日のことを覚えていられるだろうか、自分のことすらわからなくなるのではないか、大切な人のことも忘れてしまうのではないか、と恐れながら生きている。 眠る前には毎日起きた出来事を手帳に書き込み、それを抱えてベッドに潜る。18歳の誕生日に両親から「大学生活に役立ててね」ともらった革の表紙の手帳は、いつしかボロボロになってしまった。手帳の最初のページには、両親や友人、絶対に忘れたくない大切な人たちの名前と、大好きな気持ちが綴られている。 目覚めたとき、一番に最初のページを見て、大切な人たちの顔を思い出す。綴られたその気持ちも、しっかりと復唱する。しかし自分が今必死に記憶しているこの気持ちは、すでに自分の気持ちと言えるのだろうか。こんな偽りの感情で、大切な人たちに接していていいのだろうか。 消えたいと思った。大切な人々が悲しまないように、記憶からも消えてしまいたい。 そんな現実逃避じみたことを考えようにも、実現できるはずはなかった。いつからか、漠然と”周りの人たちが悲しまないように、消えること”が望みとなった。 皮肉にも、この願いだけは文字に残すことなくとも、忘れることなく心の底に沈み続けている。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ