タグ： さんてんりーだ

本名は塩川・Horatio・紫信。アメリカ人の母と日本人の父との間に生まれる。 見た目は完全に欧米人。でも生粋の日本育ち。ミドルネームのホレイショは母方祖父の名前。 派手な容姿のわりに本人はフツーの男子高校生、のつもり。”普通”。彼が喉から手が出るほど欲しかったものである。 バイサマ用探索者。HO1+体育委員会　掛け持ち。 実家は道場。強面で厳格な父と美人でぽやぽやした母が何故結婚できたのか息子にはサッパリ分からない。 厳格とは言ったものの無口で何を考えているのか分からない父親はそれなりに家族を愛しているらしく、例えば仕事のためアメリカと日本を頻繁に行き来する母を黙って見送るし、全然自分に似ていない金髪碧眼の息子に道場を継ぐよう迫ったりすることもない。まぁこんな容姿じゃ却って継がせたくないのかもしれないと彼は思っていたが、母に勧められて父に武術を習い始めた際には（指導自体は厳しかったものの）その夜滅多にしない晩酌をこっそりしている様子を目撃した。嬉しかったらしい。 このようなエピソードには事欠かなかった。不器用ながら愛されている。もちろん母からも。 つまり彼が本当に両親の子だろうかという疑念を挟む余地はまったくなかったのである。 ちなみに10歳年の離れた双子の妹と弟がいる。いろいろ物申したいことはあるが父親似の弟が道場を継ぎたいと言い出しているので密かに父親を気遣う彼としては一安心だった。体躯は恵まれているが、彼は自分に才能はないと思っているからだ。 そう、恵まれているのである。彼はそこそこ勉強もできる。運動も然り。家族仲も良好である。こう言っちゃ何だが容姿もいい。 やっかみから絡まれることも一時はあったが、身長が伸びたことと武術を習っていることが判明すると、彼にとって面倒な人間たちは自然に離れていった。この時彼は両親に心から感謝した。 特に大きなトラブルもなく順調に進学し、妙な学友こそ多いが現在は概ね穏やかな高校生活を送っている。 だからこそ、彼はこの生活に不満を漏らすことを自分に許していないのである。幸せの有り様など人それぞれだろうが、少なくとも彼は不幸ではないのだ。ただ、欲を言えば、できの悪いライトノベルのような設定と属性が雑に盛られた自分の人生に対して、たまにどうしようもなく「勘弁して欲しい」と思うことぐらいは許されたい。 目下、というか長い間彼の中で「勘弁して欲しいこと」第一位にランクインし続けているのは雨城 静葉のことである。 幼馴染である。容姿端麗である。スタイルもいい。みんなの高値の花である。それは彼にとっても同じことだった。 興味もないのにオカルト部に誘われて入ったのだって結局は彼女の近くにいたいという理由で、副部長なんてことをやっているのも彼女のためである。でも気持ちを伝えたことはない。こういうシャイなところに父親との血の繋がりを感じて安心したくはなかった。 ともあれこういう星の元生まれてきた自分である、もう彼女に惹かれるのも天から降ってきた設定という名の業なんじゃないかと若干の開き直りを感じたりする今日この頃である。 Bye Bye サマーデイズ…（2017/12/16）KPかいなさん、PL　高柳　健吾（ブラッドさん）、日宮 樹（飛鳥さん）、鬼怒川 巴（リバースさん） うん。よかった。

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