タグ： 天資の鳥は何処で鳴く agitato 同窓会

天才。 先天性相貌失認で生まれた時から人の顔を判別・記憶することができない。同じ分野の人間には興味があるため、演奏や声の特徴などを書き記したメモ帳を常に持ち歩いている。 自分の顔もわからないので、ステージにあがるときの衣装やメイクは全部人を雇っている。写真うつりがすこぶる悪い。 顔だけを見て判別できたのは、唯一の家族である母親以外には臥龍さんだけだった。 臥龍の死以降、それまでの日常や思い出から逃げるように海外に拠点を移す。 臥龍・母親からは｢鈍｣と呼ばれていたが、もう下の名前で呼ぶ人は誰もいない。 ーーーーー 母子家庭で、家では母親が好きなクラシックが常に流れていた。 3歳のころたまたま通りかかった楽器店のショーケースでヴァイオリンを眺めていたところ、店内から出てきた臥龍と出会う。演奏する側の楽しさを聞き、その場で｢やりたい｣と答えたのが鈍がはじめて話した言葉だった。 臥龍は指揮者だったがピアノやヴァイオリンの知識も豊富で、これもなにかの運命と鈍を弟子にとって熱心に指導してくれた。 母親も経済的に厳しいにもかかわらず応援してくれ、自宅練習に付き合う暇はなかったものの、成果を披露するたびにこれでもかと褒めてくれた。始めて1年も経たないうちにコンクールで優勝するようになったがその賞金も生活費に使わず、鈍のだからとすべて貯金しておくような母だった。 13歳のときに無理が祟ったのか母親が急死。 16歳のときに臥龍が自殺。 ーーーーー 職業技能はミュージシャンより ｢言いくるめ｣→｢信用｣へ変更（対同業者のため） ｢ほかの言語(ドイツ語)｣：現在の活動拠点はウィーン 興味ポイント 振り分け理由 ｢図書館｣：情報を調べたりまとめるのは得意 ｢目星｣：まず楽器や会場をよく見るのがクセ ｢医学｣：自分の病気についてと臥龍さんが本当に自殺なのかは詳しく調べた ｢芸術(睡眠)｣：どこでもプツンと寝る

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