タグ： つゆゆっけンち

ようこそ！冥迷市役所都市伝説課へ！ HO1 「あ、あの、こちらは、冥迷市役所の都市伝説課、です。何か御用、でしょうか。」 「ど、どうしたのかなぁ、ぼく。迷子、なのかなぁ。知ってる人が来るまで、わ、私と一緒にいよう？」 「きさらぎさん、例の都市伝説の件で確認があるのですが、お時間をいただいてもよろしいですか？」 「明くん、ま、まって！一人で行っちゃ、だ、ダメだよ！」 冥迷市役所都市伝説課に勤める担当者の一人。 大柄な体格にはそぐわず、臆病な面があり、おどおどとしている。 人に対して親切であり、世話好き。特に子供への優しさや愛情が強い。が、見た目や本人の性質上、怖がられることが多い。 一人称がぐちゃぐちゃ。私、僕、自分、俺をTPOに若干合わせつつランダムで使用する。 一人称ガチャ　R:私　SR:僕、自分　SSR:俺 ところどころつまづくような話し方が目立つが、唯一上司のきさらぎにのみ、すらすらと対話をしている姿が見受けられる。 ▼性格 ・体格の大きさや見た目から、相手を不本意に怖がらせることが多かった。そのため、人と接触する際に相手を不安にさせないように過度に心配するように。その慎重さが裏目に出てしまい、対人の際は不器用、人との対話が苦手だという印象を抱かれがちである。 ・基本的に相手の善性を信じており、善性をもってして人と関わりたいと思っている。優しい、お人好しといった印象。 ・人と関わること、特に子供と関わることを好む。 相手を喜ばせることに喜びを感じられる人物。 ・自分より年下のもの、ちいさなものに対して庇護欲を持つ。 ・規則や秩序を守るよりかは、どちらかというと人情を考慮することに重きをおく。 ・職場の後輩である明天のことをよく気にかけており、大切に思っている。明天に対し多少過保護気味で、異様に子供扱いが目立つ。 ▼好きなものとか ・小さい存在、特に子供。お花や動物も好き。動物にはよく威嚇されて嫌われる。デカいから。自室で丸くて小さいサボテンを育てている。先日花が咲いた。 ・日本舞踊や雅楽。都市伝説課の誰かに教わったのかも。 ・明天。 ・春。穏やかな季節が好き。 ・家族という関係性。温かな家庭像に夢を見ており、その概念を好んでいる。 ▼苦手なものとか ・小さい存在と関わること。ビビられることを知っているので。ビビられると悲しいし、こっちもビビる。誰も幸せじゃない。 ・クレヨンでかかれた似顔絵。怖い。 ・夏。真っ白で、暗くて、寒い。 よく夏でも長袖を着て、具合悪そうにしている姿が見られる。 ・床。特にベッドとかテーブルに隠された床。 ・寝ている人。 以下秘匿！ ▽HO1 都市伝説 あなたには家族も兄弟も、名前すらなかった。孤児というものだろう。 迷冥市役所都市伝説課に保護され、そこの職員とともに過ごしてきた。だからあなたには 「本名」がない。都市伝説課でつけられた「呼び名」だけがある。 あなたは長く都市伝説課に所属している。都市伝説課ではあなたより長くいるのは先輩であり同僚の「きさらぎ」のみだ。そもそも課のルールにより今この課が何人いるか把握はしていないが、大抵は顔馴染みだ。 それは HO2 にも適応される。 あなたはなぜ HO2 が都市伝説課に配属されたか知っている。 ぼんやりとした記憶だが、怪奇現象が多発している住宅があるから調査に向かって欲しいと言われ、早速向かった。 どこにでもあるような、変哲のないアパートの一室。そこには小さな子供がいた。親からどうやら虐待を受けているようで、あざは酷く食事もまともに取れていないようだった。すぐに児童相談所に連絡したがこれといった援助は受けられず。 真夏の暑い日のことだ、あなたがいつものように、子供が生きているか確認した時。子供は床に寝そべるようにして死んでいた。そばにはあなたの似顔絵が描かれていた。あなたはその時こう望んだのだ。 「生きていて欲しかった」 それは望まぬ形で叶った。HO2は俗に言う都市伝説、噂としか実体のない存在でこの世に生き続けた。そうしてあなたと巡り合った。いやあなたがそう望んだからこそ HO2 は存在しているのだ。HO2 の存在を消してはならない、あなたは強くそう思うだろう。 __ HO2 はこのことを自覚しておらず、あなたがばらしてしまうと存在が揺らぎ消滅してしまうかもしれないことを念頭に置いておいて欲しい。 __ ▽HO2 の噂 アパート 203 の子供。死んだことに気づかず存在している。数を数えちゃいけないよ、学校でも会社でも家でも。認識したらいけないよ。早く大人になりたいんだって。 学校、会社、家と、場所を問わずに現れる都市伝説の怪異。 自身がなくなったことに気がつかず、はやく大人になりたくて彷徨っているらしい。直接的な害は今まで聞かなかったが、最近は「首を絞められた」「追いかけられた」はたまた「目玉をえぐられた」など猟奇的な噂へと変貌している。 ＊25 歳より上で作成 ▼性格の補足 ・優しく、人へ友好的なのは都市伝説課の人々に育てられたからかなぁと思います。都市伝説課の人たちの善性に触れてきたから育まれたもの。 ・一人称がぐちゃぐちゃなのも都市伝説課の人たちの影響。色んな人と関わりました。 ・きさらぎに対してスラスラ話せるのは、怯えなくてもいいと知っているから。旧知の仲。 スラスラ話せる対象は怖がらせないか心配しなくていい人。だからどうでもいい存在や許せない存在に対してもスラスラ話すと思います。 ・明天に対して過保護で子供扱いするのは、203のあの子だと思っているから。あの部屋で死んだあの子を今度こそは自分の手で守ろうと考えている。 ▼好きなものの補足 ・穏やかなものを好む。音楽も気温も、生活も。おさんぽとかするの好きそう。 ・家族に対して夢があるのは、自身に家族や過去がないから。小さな頃(？)は都市伝説課の人々と過ごす日々に、家族がいたらこうなんだろうなという幸せな夢を見ていた。そんな憧れ。 ・小さいもの。元々小さくてかわいいものが好きだが、都市伝説課の人々への恩返しの意味も含むかも。都市伝説課の人々に救ってもらったから、次は自身が返していく番。 ・明天。203のあの部屋で出会った時から好きだった。何もしてあげられなかったけど、家を訪ねれば嬉しそうな顔をしてくれたから。自分が貴方の家族だったら、もっと幸せにしてあげるのにな。 自室に、明天が生前にくれた絵とか折り紙とかなんかの抜け殻とかありそう。くれるかわからないけど。 どんな扱いをされても明天が大好き。生きてくれているだけで、自分とこうして共にいてくれるだけで、それだけでとても嬉しいから。 ▼苦手なものの補足 ・小さいものと関わること。ビビられるとそれにつられて本人もビビる。貴方が悲しいと自分も悲しい…。怖がらないで…… ・クレヨンで描かれた似顔絵も、夏も、床も、寝ている人も、全部203のあの部屋に由来する。 夏のあの、太陽が死んで世界が冷え切った日が、目も眩むほどに照りつけるから。 床にあの子が寝そべっている気がする。こちらをクレヨンで描かれた白魚の目が見ている。机の下を、ベッドの下を覗けば、冷たいあの子がいる気がする。寝ているのだろうか。早く起きないかなぁ。二度と起きない？寝ているんでしょう？ 蝉時雨が、真っ白な日差しが、鮮烈な色を纏った向日葵と朝顔が、遥かに高くあおい空が。自分を押し潰そうとしてくる。自分がどんどん遠のいて、小さくなっていく。風鈴と、グラスに注がれた麦茶の氷の溶ける小さく冷たい音が、耳鳴りのようにこびりついた。 寒い。 多分自分が寝る時もドキドキしてるんだと思います。ドキドキして怯えて、何度か床とベッドの下を確認して、そして疲れて寝落ちしてる。 だから不健康そうな顔してる。多分。 ▼都市伝説に対しての思考 都市伝説に対して →人々に必要以上に恐怖を与えないように、管理が必要だと思っている 時には世間から隠すことや曖昧に誤魔化しておくことも必要だと考えている。 過度に恐れも軽視もしていない。ルールや枠にそってお互い線を引いて分けるべきものである。 都市伝説による犠牲者：もちろん悲しいし、早めに手を打てなかったやるせなさとかを感じる。そんな人なんか出ない方が良いと考えている。 変異した都市伝説：気の毒に思うし、一刻も早く人々に飽きられて、元に戻ることが最善だと思っている。危害が酷ければ処分も厭わない。 都市伝説に変容した人： 変異した都市伝説と基本同じ。救えるのなら極力救いたいが、どうしようもない場合は早く忘れ去られて、消えることが良いことなのかなと現段階では思っている。 事件の酷い結末：時間がゆっくりと押し流し、いつか穏やかに消えていくことを願っている。 原因解明や問題解決が必ずしも良いこと、全ての事件が物語のような美しい結末を迎えるわけではないことを知っている。 誰も救われない結末に対して、何が良いことなのか向き合い続けるのも自身の仕事だと思っている。 明天と扱いが矛盾しているのでは？ ：矛盾には気づいているが、それでも明天が存在していて欲しいと願ってしまった。 だって怪異が起きていたのは203の部屋であって、原因はあの子とは限らないかったから。 もっと早く、自分が、児童相談所が対応していれば、もしかしたら彼は助かったかもしれないのに。 無理矢理にでも彼をあの家から連れ出せば何か変わったかもしれない。 その後悔と懺悔が執着となって、怪異に押し込めてでも、自身が責任をとるから彼の存在を許して欲しいと願っている。 追記： 都市伝説課で仕事を続けている。 一人、人間になった。 12月21日。あなたとあなたを救うために過去に飛んだ日。 わたしを人として育ててくれたヒトが、誕生日おめでとうと、そう言ったから。 ひとりで人間として生まれたのは、今日この日。 誕生日に何が欲しい？といわれた。 名前が欲しいといった。 大切なあなたの名前が欲しい。 日下　古冬(くさか　こと)。大切なあなたと真逆の日に生まれたわたし。願わくば、人としての名前はあなたからもらいたかった。 大切なあなたの名前が欲しい。 日下　明日夏(くさか　あすか)。わたしの弟。あなたがいない今、せめてあなたの名前がほしかった。 あなたが、自分に縛られることのないように、自由に生きて欲しいと願ったから。 わたしはそれを叶えるために生きる。 あなたの願いを受けて生まれた存在がわたしだから。怪異であろうとそうでなかろうと、あなたの願いでわたしは息をする。 今、夏が好きだ。 大切なあなたが生まれた季節だから。 今、冬がとても恐ろしい。 大切なあなたを二度失ったから。 今、酷く凍える季節を送っている。 どの季節も美しく、貴方と過ごした幻日がある。 この身を刺すような寒さは、存在しなかったあなたを証明するものだ。 以前恐れていたものは、今はなんともない。床には小さなあの子は寝そべっておらず、わたしの絵は今後描かれることはない。眠るように死んだ、わたしが生を奪ったあの子はもういない。 この寒さだけあれば、それで良い。 今、貴方と過ごすことのなかった唯一の季節が、恐れることも、悔やむことも、何もない。 穏やかな季節だけ、あなたの姿がどこにもない。 夢うつつ、春はあけぼのと誰が言ったか。 桜が世界に霞をかけている。 桜の花弁が新雪のように積もっている。 わたしはそこに、ひとりで足跡をつけていくのだ。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ