タグ： アニキ卓 つた 恭の字卓

幼い頃始めたヴァイオリンで才能が開花。 その後国内外を問わず多くの賞・コンクールで結果を残す。 しかし自分の演奏に何かが足りないと感じており、更にクオリティの高い演奏を目指して日々練習を続けた。 １ヶ月程の期間ロクな休養も取らずに弾き続けた結果、過労や栄養失調などの要因が重なって倒れる。 長期の入院治療の後、ノイマンの能力に目覚めていたことに気付く。 その衝動の赴くままブラックドッグの能力を学び、オーヴァードやジャームとの小競り合いに身を投じている。 演奏家として、またオーヴァードとしての衝動に制限を加えられるのを嫌い、UGNからの勧誘を一蹴。 衝動に喰われて自分を失すのであればその時は死あるのみ。 「私が私で無いのなら奏でる音に意味など無いわ」 闘争の衝動に対抗するように家にいる時はひたすらヴァイオリンを弾いている。 彼女にとって音を生み出す事は戦いであり、より高みを目指すことも己との戦い。 その所為か衝動の昇華に効果があったりなかったり。 ただ、食事も取らず、眠らず弾き続けた結果気を失って倒れ、鳴滝に窘められた事がある。 それ以来演奏する際は３時間で音が鳴るようにアラームをセットしている。 雑音を立てないので鳴滝は傍にいても気にならない数少ない人物。 その為鳴滝に窘められると素直に聞く。(例外はある) 我が道をどこまで真っ直ぐ進めるか突き詰めるように生きている人。 「私は私の道を行く。ただし、進む人が私で無くなったなら殺してくれて構わないわ」 興味はあまり無いがピアノを始めとしてどの楽器も大体はある程度のレベルで演奏できる。 欠の登場によりほんの僅かではあるが己を顧みた。 自分の周りにいる人間はただそこに在るだけのものなのか。 彼等が彼等で在り続ける為に必要ならば手を差し伸べるのも吝かではないのかもしれない。それを本人が望むのなら。 ただ、「自身が在りたいように振る舞っているのだから、他人がしたいようにする事について肯定的である」というスタンスは変わらない。

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