タグ： ざいちか 087 秘匿

「私の名は鶯間。禍津様の神官を務めています。」 「……禍津様、お戯れが過ぎます。」 「ッ！禍津様！！俺で遊ばないでください…っ！！」 禍津に仕える神官。勤勉が服を着て歩いてるような男。仏頂面だが表情が乏しいわけではなく、むしろ豊かな方。禍津の前では特にそう。本人曰く、気を引き締めようとするとそういう顔になるのだと。 根は素直なのだが、少し背伸びをして無茶をすることが多々ある。また、お人好しであるために厄介なものにもつい手を伸ばしてしまうため自ら苦労を背負いこむこともしばしば。 ＝＝＝＝以下秘匿＝＝＝＝ 【cace4】 「俺にできることなら何なりと。」 「…………國人さんに会いたいな。」 name：鶯間 夜見(おうま よみ) age：33 bio： 孤児院出身。4歳の頃に母親が置いていったらしい。小中高は至って普通の学校生活を送り、さて働かねばと意気込んでいたところ、孤児院の院長から勧められたのがこの組織だった。院長には随分お世話になったし働き口があるならばとあっという間に就職先を決定。以来WSSの一員として精を出している。 禍津と出会ったのは組織に加入して間もなくのこと。禍津は教育係として彼にWSSの仕事を教え込んだ。どんな時に質問をしても嫌な顔一つせず、難解な問題に直面すればさりげなく手を貸す。それでいてそれをひけらかすことも自分を過少評価することもなく、分け隔てがないのだから尊敬せずにはいられない。禍津に惹かれるのは時間の問題だった。 とはいえ自分が禍津に釣り合うわけがないし、まして男同士で特別な仲になろうとは露ほども思っていなかった。そもそも彼はそういうことに疎かったのだ。隣にいられればそれでいいと思っていたはずなのだが紆余曲折あって恋仲に発展した。禍津が自分をからかっていたのは彼なりのアプローチだったらしい。 付き合って2年が経った頃に神降ろしが行われた。本人の希望だというから承諾したが納得はいってない。 ◆組織 世界が平和になるのならと尽くしていたが神降ろしの一件以来疑いを持ち始めている。それでも従順さを欠かないのは力量差を知っているからか、それとも禍津のことがあるからなのか。少なくとももどかしい思いをしているのに違いはない。 ◆禍津國人 4つ年上の恋人。鶯間が20になってから付き合った。きっかけを作ったのは禍津だが、最終的に切り出したのは鶯間のほう。尊敬すべき先輩であり、世話を焼いてくれる兄のようにも思っていた。付き合ってみて分かったのだが禍津國人は存外嫉妬深いところがある。そこも可愛いと感じていたのだから随分絆されていた。自分の過去について多くを語らず、謎は多かったがそこも彼を魅力的に見せていた。 肉体関係はあった。ポジションは決まって鶯間が下。ほんの少し不服ではあったが、頻度は少ないし強引にされたこともなく、いつも優しく触れてくるため満更でもなくなってしまった。 ◆禍津様 敬愛すべき神様。禍津國人とは別物だと頭では分かっているが重ねずにはいられない。微笑みかけられば心を溶かされるし、優しく声をかけられば胸が締め付けられるし、触れられれば期待もする。難儀。いっそ冷たく接してほしかった。禍津國人でなくなったことを認識していながら『もしかしたら』とつい希望を抱いてしまう。 【通過予定】 ・シビュラ

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