タグ： ぐぬぬ

３歳の時に孤児院にきた。 当時は小さすぎてなんともなかったけど、 少し大きくなるたびになんでお母さんもお父さんもいないんだろう、と孤独感を覚える。 なんでかな。おれのこと、いらなかったのかな。 周りに同じ境遇のこどもはたくさんいたけれど、 環境に不満もなかったけれど、 満たされなかった。 気付いたら弟みたいな妹みたいな、そんな友達が増えていた。 おれが、まもってやらなきゃ。 おれは、みんなの兄ちゃんだから。 強くなって、おまえらのことを｢いらない｣なんていう奴、みんなぶっとばしてやる。 寂しいなんて、思わせない。 ちょっと悲しいのも、痛いのも、我慢できる。 おれは、つよいから。 いつか見た、画面の向こうの強いヒーローに、憧れた。 15年前、バラバラになった。12歳の時。 ちょっとずつ気付いていたのは、自分は強くないということ。 勉強も頑張っているけどなかなか満点がとれないし、 喧嘩になっても勝てない。勝てなかった。 でも、まだ、俺は大きくなれる。 まだ小さな子供だけど、この調子で諦めなければ 勉強もできるようになるし、 一発の拳で相手を転がせるし、 身長も大きくなるし、 馬鹿にされなくなるし、 自分のことだけで精いっぱいにならなくなるし、 あいつらのこと余裕で守れるようになるし、 俺は、強いヒーローになれる。 再会したとき、あいつらはきっともう子供ではないから、 俺は｢お兄ちゃん｣ではなくなっているから、 ｢恵｣として絶対的な強さがほしい。 中学、高校を経て、でも、やっぱり恵は 勉強もできないし 拳も弱々しく、 身長も小さいまま止まって、 色んな奴に馬鹿にされて、 でも自分自身を慰められるほどの余裕もなくて、 ヒーローとはとてもじゃないが、いえなかった。 それでも諦めきれなくて、自衛隊に入隊した。 むしろ自分の弱さを誤魔化しているようなものだ、 ｢ヒーロー｣の肩書さえ手に入れてしまえば、自分は｢ヒーロー｣だから。 早く現場に立ちたかったので、自衛官候補生として入隊。 89式は恵を強くしてくれた。 だって、引き金を引けばいいだけ。 引き金を引けば、身長も力もない恵が一発で、相手に勝てる。 一発。一発でいいのだ。 一発で、みんなが守れる。 距離さえあれば、俺は、強い。 恵が初めて自分のことを認められた瞬間だった。 距離さえあれば、誰にだって、勝てる。 頭がいい奴も、殴ってきた奴も、 デカい奴も、ムカつく奴も、 89式が俺を勝者にしてくれる。落ちこぼれなんかではない。 俺は、落ちこぼれなんかじゃない。 だけど、やっぱり、だめだった。 ｢ヒーロー｣の肩書すら失ってしまった。 いや、肩書すらロクに扱えなかったのだ。 夢見るだけで諦めないだけで、ヒーローになれるわけがない。 どうしたって俺はヒーローにはなれない。 89式がないと、俺は、落ちこぼれだ。 いや、違う。違う違う違う違う。 俺は落ちこぼれなんかじゃない。 俺は落ちこぼれなんかじゃない！ だから｢いらなかった｣わけじゃない！ 威嚇するように髪を染めて、 暗示するようにピアスをあけた。 特にピアスのちょっとした痛みは、恵にとって少し安心できた。 痛みを我慢するたびに、自分が強くなっている気がしたから。 無自覚の自傷みたいなもの。 ・｢いらなかったから捨てられた｣と思っているので、承認欲求が強い。 　言わないけど、褒められると凄い嬉しい。 ・幼少期、｢お兄ちゃんだから｣皆を守りたいと思っていた。 　彼らを守っていたのは自分だと思っている。 　でも、彼らのおかげで｢お兄ちゃん｣ができていたとは気付いていない。 ・とかく、｢強くなりたかった｣。でも、なれなかった。 　努力とかそういう話ではなく、素質がなかった。 　ヒーローっていうのは、情熱だけでなれるもんじゃない。 ・ということで、悪ぶりたい。 　頑張ってもうまくいかなかったので、努力してるなって思われたくない。 ・自分よりでかくなってるメンバーに対して複雑な気持ち。 　というより、なんか、情けなくなる。俺はもう｢お兄ちゃん｣じゃないのに。 　それでも、恵にとって一番の居場所であることも自覚している。 　唯一自分を肯定できる居場所。 　ヒーローにはなれなくても、みんなのめぐではいられる。 ・本が好き。 　頭は悪いが頑張ってきただけの教養はある。 ・自衛隊に入ってとんでもない神話現象に巻き込まれ、恵以外全滅。 　発狂したため当時の記憶はない。故に何故自衛隊を辞めさせらたのかは覚えていない。 ・自衛隊辞めてからﾌﾗﾌﾗしてたらしーちゃんが拾ってくれた！ありがとう！ 【89式について】 狙撃手になりたかったわけではないから特別狙撃手訓練は受けていない。 89式はスナイパーライフルではないので、遠距離射撃用でもなんでもない。 小銃でスナイプをする。 結局、恵の89式も中途半端なんだよな。あ～あ。 ・89式に依存している。いつも持ち歩いている。 　偽装したトロンボーンケースに入れてる。ハードがいいな～ 　いっそトロンボーン始めようかとか考えている。 ・89式があれば、俺は強い。 ・恵が89式を撃つのは｢メンバーを守りたいから｣。 　89式だけは誰よりも上手だと自負しているので、 　何かあれば力になるでの気持ち！ 【しろは】 　昔から何もかも勝てないなって思ってた。 　頭も良くて、人付き合いも良くて、まさにリーダー格。 　普段は一歩引いているけど、 　彼女が弱っているときに助けるのは自分の役目だと思っている。 【ちか】 　全く｢ちい｣じゃなくて羨望がすごい。悔しい。あんなに小さかったのに。 　それと同時にどこか親みたいな気持ちになる。大きくなったねぇ。 　千佳の手がすき。千佳の手で作られる料理が大好き。 　一番遠慮がない。それは千佳への信頼の裏返し。 【あいりん】 　うるさくてかわいい妹。 　頭脳系はお任せしている。あいりんは誰よりも頭がいいから。 　優しくしたいけど、女の子の扱いが判らず過保護になりがち。 　言葉にはしないけど、いつも心配している。 【あまね】 　年下だけど年下に見えず、唯一弱味(？)みせてもいいかなって思う。 　無意識的に頼りにしてしまうだろうし、相談もする。 　いい意味で心配することがない。 　やばいあまねに何かあったらどうなるのか想像がつかない。 【ほたる】 　いつも｢いいよ｣って言ってくれるから、 　その分いろんなところで無意識に甘やかし(？)ちゃう。 　頭ではわかっているけどつい子ども扱いしちゃう。 　ので、ほたるの成長した部分に弱い。 <聞き耳>……危機察知。人一倍臆病なので、他人の言葉も気になる。 <精神分析>……自分の情緒どうにかしてきた人間だから他人の情緒もどうにかできる。できます。 <図書館>……本が好き！！！！！ <機械修理>……愛銃のお手入れとかするので、その延長。 【誕生日とか】 　11月2日生 　小鹿色　#8B724A 洞察力・現実派・柔軟性 決してブレない強い意志の持ち主 　通称｢赤すぎん｣ 　カラー : 赤#db2e34 【好きな食べ物】 　チーズケーキ 　味海苔 【イメソン】 　｢存在証明｣湯木慧 　└ 守りたいものが増えてゆくのなら、大きく強くなりたい 　｢エピゴウネ｣日食なつこ 　└ 怖気つくたんび思い出す　お前が憧れたヒーローは　情熱だけで飛べたのか　お前が誰より知っている 【諸事情により未通過 / 一部参考シナリオ】 『Dancing in The Floating World』 ■HO3： 貴方は始末屋のメンバーである。 貴方は元自衛官であり、銃火器の扱いが得意である。（ＥＤＵ＋３） ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【クリアシナリオ】 2022/09/15「ラストナイトで逢いましょう」 2022/09/26「夢結ぶ結晶」POW+1 2022/09/28「Fairy tale」POW+1 2022/10/18「黄昏の扉」 2024/10/05「Panic Ship，Punish Leap」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ