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2010狂信者ベース 職業技能 隠す　隠れる　心理学　説得　図書館　他の言語→コンピューターに置き換え　ライフル　聞き耳を選択 コンピューターが高いのは、表向きシステムエンジニア兼研究職として活動している為。 ネット上の悩みを持つ人を見つけ出し、自身の信じる宗教へ勧誘するためでもある。 聞き耳は闇の中で瞑想する中、視覚以外の感覚が発達したため。 2015特徴表2-8　芸術的才能　稽古事を小さいころに習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。任意の芸術技能にINT*3を加える。 ここからシナリオの秘匿ネタバレ有 通過予定シナリオ　Sibyl-シビュラ- PCの生い立ち 10歳ころまでは両親に可愛がられていたが、その後両親が離婚。母親に引き取られ、再婚を経験するが、母親がアルコール中毒からのネグレクトを経験する。母親の再婚後もネグレクトは収まらず、父親も気が向けば怒鳴る・暴力を振るうタイプだったため、思春期のころに限界を感じて自宅から脱走した。 ぼろぼろの、いかにも問題がありそうな彼女に関わりたがる人がいない中、声をかけてくれたのがWSS傘下の宗教団体の一つ、ズ＝チェ＝クォンを奉ずる団体のメンバーだった。連れて行ってもらった拠点で温かい食事を出してもらい、久しぶりに食べた、誰かが自分の為に作ってくれた料理の温かさでぼろぼろと泣いてしまった彼女の話を、親身に聞いてもらったのがきっかけで、自宅よりそちらの宗教団体に入り浸るようになる。 家に満ちていた、父親の怒鳴り声、母の金切り声、物が壊れる音、そういった音が酷く苦手だった彼女にとって、静かな暗闇の中で心を鎮めて瞑想する修行も好ましくうつり、あっという間に教義を飲み込んでいく。 この頃に、同じ宗教団体に出入りしていた禍津國人と出会う。いつも笑顔で穏やかであり、静かな声で話してくれる彼に惹かれ、勉強を教えて貰ったり、教義について、神様についてなどいろいろ話をするうちに、深く心を寄せるようになった。 宗教団体の管理者から、物覚えの良さや、未成年が家に寄りつかず宗教に入り浸っていても迎えにも来ない両親の無関心さ、教えに対する熱心さが目に留まり、この宗教団体が間に入って両親と縁を切り、本格的に宗教団体へと身を寄せることになった。 中学・高校と進むにつれて、自分の心を救ってくれるきっかけとなった料理に凝り始め、アルバイト代の中から工夫して様々な料理を作り始める。上手に作れれば宗教団体のメンバーや、憧れの禍津國人さんに褒めてもらえるのが励みとなり、図書館に行ってレシピ本や料理雑誌を読み漁ったりと、美味しい料理を作るための研究をするようになった。 高校に上がった頃に禍津さんに一度告白するも、「もうちょっと大人になってからにしましょう」と言われて玉砕している。 実際には両片思い状態だったが、あまりにも世間を知らないまま自分にだけついてこようとする彼女を案じて一度は突き放した模様。 「大人になった時にまだ気持ちが変わらないようでしたら、その時は改めてお付き合いしましょう」と言われてしまったため、 ただ彼を想い続けて学生時代を過ごした。 禍津が研究員になったと聞き、自分も同じところに行きたいと努力を重ねて、晴れて彼と同じ研究員の職に就くことができたとき、就職祝いを兼ねて禍津さんにデートに連れて行ってもらい、その場で「まだ私のことを好きですか？」と確認され、即座に頷く。 「でしたら、約束通りお付き合いしましょうか」と言ってもらい、正式に恋人同士として付き合い始めることになった。 実際に恋人として交際したのはおおよそ半年ほどしかなかった。 その年の内に、禍津國人がシビュラ計画の神降ろしの器として選ばれてしまったからだ。 幸福の絶頂に訪れた青天の霹靂のようなその辞令を、心愛は泣いて嫌がったけれども、降ろす神が深く信じるズ＝チェ＝クォンであること、育ててもらった宗教団体の母体であるWSSには恩があり、逆らいにくかったこと、何よりも禍津國人自身がそれを望み、彼女を説得したことでしぶしぶ了承し、神降ろしの儀式に神官として立ち会い、手順通りにこれを行った。 そうして降ろされた神は、彼と同じ顔で、彼とよく似た声で、彼の名である禍津を名乗り、こちらを見て甘く笑いかけてくださる。 それでもこの方は、深く信じ崇拝する神であり。 けして、自分の恋人などではないのだと自身に言い聞かせ。 粛々と神官として、WSSのシビュラとしての任をこなして数年。 今まで恋人である禍津國人さんに作っていた料理と、神に捧げていた御饌を、禍津様と共にとるようになり。 恋人と同じ顔で、よく似た声で、自分だけに甘く向けられる関心を見ていて、耐えきれなくなってしまって。 禍津様に、その身体は自分の恋人のものであったのだと言ってしまっていた。 泣きながらの、酷く聞き取りづらい話を静かに、辛抱強く聞いて下さった禍津様は、「おまえにそのような顔をされては、彼も浮かばれまい」と そう笑いかけてくれて、「おまえが望むのなら、この身に能う限り叶えましょう。おまえは私に何を望むのです」と問いかけられて。 「キスをしてほしいです」と答えてしまった日から、尊き神に対する敬愛と崇拝と、愛しい恋人に対する情愛と愛欲とが混ざり始めてしまった。 本来であれば、神に人としての愛を求めるなど不敬もいいところで、ただそれだけで神罰が当たったとしてもおかしくはないのだけれど、ほかならぬ神その方から惜しみなく注がれる言葉と愛が、すっかり心を惑わせてしまった。 恋人と過ごした半年。それから、神様と過ごした11年。 いま彼女が愛しているのは果たして誰なのか、もはや彼女自身でもわからなくなっている。

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