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【基本ルルブ「聖職者」ベース】 【特徴表】 「方向音痴（D）」4-2 《ナビゲート》の基本成功率が１％になる。加えて、経験ロールで成長することができない。(D)につき、「1D6＝5　+50％」 【設定】 物心ついた時から親の顔を知らず、施設で育つが、粗暴の悪さから施設での生活も肌に合わず、その施設も抜け出して一人街の闇へと消えて行ってしまう。 独りになったことで清々するものの、独りになったからこそ母親は自分を捨てたのだろうか、それとも何か事情があって施設に預けたのだろうか。生きているのだろうか、死んでいるのだろうか。そんなことを考える日々が続いていく。 施設の職員曰く、「お母さんがそらくんを絶対に迎えに来るから目印に。」そう言われて渡された、腕にずっとしがみついている天使のぬいぐるみには自分の名前と思われる名前が刺繍されていて、その存在が母親を強く想わせてくる。 かみさま、もしもいるのならば、自分を母親と会わせてほしい。そう深く神を信仰し、祈り続ける。 しかし、いい子にはなれない。自分はいい子なんかじゃない。一人で何もできないから母親に捨てられたのだ。そうも思ってしまっている。自分一人で生きていくことができなければ、母親に会う資格なんてないのだろう。そんなことを思いながら生活していく。 何日も街をさまよい、もうこのまま飢えて死ぬのを待つしかないのかもしれない。そんな弱音が出てしまうほどに衰弱してきたとき、魔が差したのかもしれない。 そう、悪に手を染めたとしても、自分は自分の力で生きていかなければいけないんだ。 手始めにお金をだまし取ってみることにした。盗んだ巫女服に身を包み、施設にいる時に読んだ本に書かれていたお医者さんの真似事をしてあげれば、みんな喜んでお金を差し出してくれた。表向きはとても愛想のいい自分をみんなはとても気に入ってくれる。 それに、医学というものは奥が深くて、だまし取ったお金で本を買い漁り、さらに深い知識を得ていった。自分にどんどん新しい知識が入っていくのが楽しくて仕方なかった。 それを続けていくと、いつしか町の人は奇跡だ。そう言いながら「神の子」なんて呼んでくれるようになった。きっとこれはかみさまが自分に与えてくれた才能なのだろう。人助けというのも、してみれば悪いものではなさそうだ。 自分の力で生きていくこともできた。人助けもした。きっとかみさまも自分を見てお母さんに会わせてくれるだろう。 しかし、悪さをしていたこともまたかみさまは見ていたのだろうか。神の子として有名になった自分を独り占めしようとする人物に誘拐されるが、自分が協力するつもりがないと分かると、お金だけを取られて、また街に捨てられた。 お金もなくなり途方に暮れていた所、今の仲間達に拾ってもらえた。 ……というのは、自分を自分としていられるために全て作り出した自分。本当の所は自分が何者だかすらよくわからない。 子供の自分がなぜ医学の知識があるのか、本当にわからない。それでも、今こうして仲間と呼べる存在と出会い、自分の力を役立ててくれる存在のようだ。 仲間たちのことで分からないこともまだ多く、気になることもあったりするが、きっとそれはお互い様なのだろう。それにお互いを深く詮索しないのがルールだ。 いい子になんてならないけど、ルールは守れる。いつだってかみさまは自分たちを見守ってくれている。ルール一つ守れない「悪い子」になるつもりはない。……もう独りぼっちは嫌だから。 チーム内ではニコニコ笑っていたり、無邪気に騒いでいたり、時折キレたり、意外とトラブルメーカー担当かも。 コードネームは『エル』。 【性格】 表向きは無邪気でそれでいて丁寧な礼儀正しい普通の男の子。しかし時折性格の悪さがチラッと垣間見える瞬間がある。単純に腹が立った時や、逆に仲良くなりすぎて緊張がほぐれた時に気が緩んで、ついポロっと出てしまうが、その時は全力で誤魔化そうとするか、なかったことにしようとする。 心の底から「いい子」にはならないけど、「悪い子」にも極力ならない。だってかみさまはいつだって自分たちを見守っているから。 自分一人で決めかねる出来事が起こると腕にしがみついた「エンジェルくん」に相談しようとして、神様の声がそこから聞こえるというが、当然無機物のため、結果的には自分で答えを決定している。 【イメージ】 「ごめんなさい。人に名前を聞くときは自分から、だよね？光海 天と言います。よろしくお願いします。」 「困った時はエンジェルくんに聞いてみよう。ふんふん、なるほど、そっち？わかった…みんな、こっちだって。」(なお方向音痴) 「……いつまでも甘い顔してると思うなよ？」

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