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正当防衛として、3人殺している。しかし、それらは正当防衛ではなく、勝地が仕組んだことだった。 しかし、犯人に自分を襲わせる小細工をした記憶は普段ないため、何もしてない自分がどうして罪に問われるか分からない。むしろ彼からしたら、自分は″悲劇のヒロイン″である。 ＜ここから長いので流し読みで＞ 小学校5年生の時、帰宅途中に男にナイフで脅され乱暴されそうになったことがある。未遂で終わった訳だが、それは勝地が抵抗した際、犯人を殺してしまったためである。正当防衛が認められ、不起訴になっている。 この件は幼い勝地に心の傷と『正当防衛は正しい行為で罪に問われない。たとえ殺人でも』という考えを与えてしまう。 その考えのもと、勝地は正当防衛に見せかけて殺人をした。小5の自分に正しい行為だと教えてあげるため。 手口は一貫して、相手の弱みを握り、脅しのメールや手紙、相手の写真などを送り付け、自分をわざと襲わせる。そして、殺してしまう。その後、携帯と家の鍵を抜き取り、証拠を隠滅する。この手口で、三件。さすがに三件も正当防衛になると、警察も怪しむ。三件目の相手が証拠を巧妙に隠していたため、勝地は処分できず、警察の家宅捜索の結果、それが見つかり、勝地は捕まった。 実質、勝地が殺したのは、″4人″である。

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