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潔癖症の小説家。 ペンネーム:月森 小夜 潔癖症。外出にはマスクと手袋が欠かせない。 しかし、自分が汚れるのが怖い訳ではない。彼の潔癖症の原因はむしろ真逆である。不倫相手の子供という出自をもち、自分は汚れているという強迫観念に囚われている。父親と不倫相手の女の間に生まれるが、女は出産後すぐに死亡。父親のもとに引き取られることになるが、母親からはゴミを見るような目を向けられながら育った。 地獄のような幼少期を過ごす中で、彼は物語の世界に逃げ込んだ。空想の物語の中でだけは、彼は安らかにいられた。やがて彼自身も物語を執筆するようになった。彼の物語は、繊細で詩的な描写によって紡がれた美しく幻想的な世界の中に、どこか寂しさが漂っている。ネット上の素人向けサイトに投稿していたところ、運良く出版社に目をつけられ、細々とではあるが小説家として生計を立てている。 綺麗な名前も、こんな汚れた自分には不釣り合いだと感じている。小夜というペンネームには、自分には夜の世界がお似合いだという密かな自嘲が込められている。 最近「月の子供」という短編を執筆。 参加シナリオ 「長く短い夜想曲」トゥルーエンド 「母の鯨の部屋」ノーマル+αエンド 「ケルベロスの寝床」エンドA 「白の消失点」クリア AF「消失点」探索者の魂が結んだ、目に見えない約束。願いが作用するような状況に陥った際、直近の一度だけ発動する。 　願い：二人でこの町を出たい

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