タグ： 星屑卓 三色

三色さん　立ち絵：オリジナル 　いつから存在しているかわからないレネゲイドビーイング。今現在はUGNへの協力体制を取っているが、ゼノスとの繋がりも噂されている。 　幼い見た目に反し、達観した物言いをし、全てを見透かすような眼をしている。実際、その知識量や指揮能力からUGNから正規採用のオファーはよく来ていたがその全てを断っていた。曰く、「群れるのは飽きた」と。ゆえに今回の参集に応じたことについては謎が多い。 　基本的には真実をそのまま突きつけるスタンスを取る。 　一人称は“私”。二人称はファーストネーム呼び捨て。口調は丁寧目かつ平坦。ついでに体つきも平坦。 「私は私の目的のためにココに居るだけですよ。それ以上でもそれ以下でもない、あなたたちも同じでしょう？」 「超越者になれない愚か者たち……醜いですね」 「貴方たちの動きなど、月を詠むよりも遥かに容易いですよ」 　日本人らしくないくすんだ金髪に金色の眼をしているが、これは遺産による蘇生の影響であり、本来は黒髪である。 　性格は冷静沈着で、ほとんど感情を表に出さない。口調は基本的に丁寧だが無機質な印象を与える。 　他者とのコミュニケーションには消極的であり、必要最低限しか会話をしない傾向。無愛想な態度、表情と合わせ冷たい印象を周囲に与える。他方、ノイマンシンドローム発症者ということもあり、情報収集能力は突出しており、主にＵＧＮに協力する形をとっている。 月詠小夜（ツクヨミノ　サヨ）（書簡上の通名で、本人は小夜とのみ名乗る） ☆来歴等 　歳は数えで十と二つ。 　本名は招聘の際に捨てられたため、無い。 　便宜上「小夜（さよ）」と呼ばれている。これは髪色が綺麗な夜の色であったことが由来。命名者は姉替わりでもある当代の日の巫女、日魅呼（ひみこ）。 　次代の「夜の巫女」として正式に襲名が決まっており、その儀を待つ身である。 　強がりな面はあるが、普段は素直で明るい方の性格である。 　侍女として、紅華（こうか）という少女がいる。また、紅華の姉の紅緒（べにお）が日魅呼に仕えている。 ☆ツクヨミの巫女 　二人の巫女によって構成される。 　陰と陽、光と影、日と月、昼と夜。 　乃ち、日を冠し太陽を掌る「昼の巫女」と、夜を冠し月と星を掌る「夜の巫女」。 　二人の巫女が揃う時は決して長くはない。片方の巫女をツクヨミへと奉じられて後、其の片巫女の後継ぎが正式に襲名の儀を終わるるまでは、独りでその任を担う。そして片巫女が正式に襲名した後は、それまでの任を其の片巫女へと受け継ぎツクヨミへと奉じられる時を待つ。 　分かりやすく言えば、交互に遺産“ツクヨミ”の生贄となっている、ということ。 □真　実 　ツクヨミの崩壊は、管理者である翁の謀略が原因であった。そも、この翁という人物もバトラーの変装であるのだが。 　翁ことバトラーが企らんだのはツクヨミという原初レネゲイドウイルスの塊へ、資質あるモノを投与することで生まれる「何か」を取り出すという試み。これに、紅緒と紅華が犠牲になっている。また、その企みを阻止するために、己の力を意図的に暴走させツクヨミを砕いた日魅呼もまた、「千人隊長の槍」と云う遺産へと変質している。更に小夜自身もこの崩壊時の破片により感染、覚醒に至っている。 　この過程で小夜は、日魅呼により記憶操作を受けここに至るまでの記憶の大半を喪失。自身の名前すら忘れたが、傍らに在った盃に刻まれた言葉、「月詠夜那魅」を自身の名と認識し、以後そう名乗ることになる。 　強引な記憶消去や、そこ至るまでの出来事により心身へのダメージが大きかった反動か、覚醒・蘇生した後は無感動・皮肉屋・厭世的な性格となっている。

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