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芸術：侠気 特に効果はないですが、格好良くなれたらいいな・・・ -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 商人の子として生まれ、父からは 「うちは元々公家だが、江戸幕府の開設時に色々あって取り潰しになった」 と聞かされて育つ。マジかよ、徳川許せねぇ。 そんな気持ちを胸に成長した彼であったが、３年前に父が死去。 悲しいことに地頭の悪い彼は、既に痴呆の入っていた父が残した遺言 「お家を復興し、お前が日本国初代皇帝になるのだ」 を真に受け、以来皇帝の道を歩むべく奮起する。 とりあえず仲間が必要だ、と馬鹿なりに考えていると たまたま茶屋で、傾奇者とゴロツキ達の喧嘩に出くわす。 多勢に無勢の傾奇者に助太刀し、ゴロツキ達を共に追い払った後 因縁を付けられた茶娘を助けるための喧嘩、との理由を聞いた彼は その漢らしい生き方に感銘を受け、兄貴と慕い行動を共にするようになる。 それ以来、兄貴のもとで漢を磨いてきた彼であったが 半年前、報復に訪れたゴロツキ達500名を相手にした ”喧嘩ヶ原の決戦”と呼ばれる壮絶な戦いにおいて 兄貴が相打ちとなり命を落としてしまう。 兄貴は虎核を巻き込まないため、江戸へ使いに行くよう命じており 彼がこの事件を知ったのは、号外で配られたかわら版からであった。 己の不甲斐なさと無力を悔やんだ彼は、茫然自失のまま江戸をさまよい歩き 行き倒れた長屋の住人たちに看病され、一命を取り留める。 回復した彼は、たまたま現場を目撃した行商人から 兄貴の武勇、大立ち回り、壮絶な最後を聞かされ 最後まで漢として生きぬいた兄貴に恥じぬよう 己も漢として生き抜き、日本国皇帝になるのだと再起する。 以降、助けてくれた長屋の仲間たちに恩を返すべく 喧嘩の仲裁、揉め事の相談、見回りなどの自警団的活動を行う傍らで いつか訪れる皇帝即位の日を夢見るのであった。

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