タグ： 壺中之卓 らてさんの探索者

【概要】 仕事がしやすいように、髪型はベリーショート。左頬から首筋にかけて大きな痛々しいやけどがある。 身長も高く、化粧もしないことから男性と間違われることが多いが、れっきとした女性。 女性として生きることより、仕事を生きがいにしているため、オシャレや化粧にまったく興味がない。 刑事としての仕事に誇りと自信をもっており、犯人確保への熱意は上層部を驚かせることもある。 彼女の武器は心理学で学んだ説得術。 豊富な経験から導き出される絶対的な自信により、周りからの信頼も厚い。 小さいころから星を眺めるのが好きだったため、天文学を少々嗜んでいる。 そんな彼女が刑事になると決めたのは彼女が14歳の時のお話。 当時、彼女は久原財閥のお嬢様として何不自由のない生活を送っていた。 彼女は父親も母親も大好きで、幸せを絵に描いたような日々が続いていた。 しかし、そんな幸せも続かず、彼女たちの住む屋敷に何者かによって火を放たれ屋敷が全焼する事件が起こった。 彼女の父親と母親は火にのまれてしまい、遺体となって発見されたが、彼女は幸か不幸か大きな火傷を負ったものの息を吹き返した。 その後彼女は母方の祖母の家に引き取られ、不自由のない暮らしをしていたが、彼女の放火犯への復讐心はとどまることを知らなかった。 そんなある日、祖母から「お守り」と称してスタンガンを渡される。 そのスタンガンは母親の形見であり、祖母が彼女にこそ持つべきだと判断し、渡したものだった。 祖母は彼女に諭す。 「柚生が犯人を憎んでいるのはよくわかる。犯人は鬼。けどね、犯人を殺してしまったら柚生が鬼になってしまうんだよ。」 「柚生を愛していたおかあさんが柚生に鬼になってほしいと、、犯人と同じ事をして喜ぶと思うかい？」と、 黙っている柚生に祖母は続けて言う。 「もし、憎くて憎くてしょうがないなら、憎い憎い犯人を捕まえる仕事を目指してみたらどうだい、」 この祖母の言葉により、刑事になることを決めた彼女は猛勉強をはじめた。 特に、自分のように心が病んでしまった人の心に寄り添うために心理学に重きを置いて、 その出来事から15年程経った今、他人の心に寄り添える立派な刑事として今、活躍している。

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