タグ： 鮭

とある日本元名家/善知鳥家のご長男。 日本的でとにかく黒髪黒目の"""和"""のお家からは想像もつかない金髪青目の青年。 穏やかな顔付きはまるで天使みたいだと言われている。 ただの隔世遺伝だったのだが。 どう考えても家系から外れた外見に一族騒然、どうにかして隠蔽しようとした結果、天の使いという扱いで神格化。 元々日本的な家柄は一変して宗教組織と化す。 当の本人は赤子の頃からその環境に浸る事になったが、成長するに連れて次第に自分が原因で破家したことを知ってしまう。 家族を狂わせた発端、というより自分が大した理由もなく信仰の対象として捉えられてることに耐えられていない。 また、人によっては「愛ゆえに」と謳う行為すら、淘汰した少年期では受け止める程の許容は持てていない。 なんとも身勝手な青少年の主張であった。 自傷行為の跡に上から重ねるように、撥水性のボディペイントで花の模様が描かれている。 治り途中の傷には模様が描かれていないが、傷さえも美的に捉えようという思考を酷く嫌悪しており、傷を見られるのも苦手。 滴る血を勿体無いと言われた瞬間、何かを諦めて自傷行為を止めた。(が、痕はほぼ恒久的に残る。)傷は開いたり閉じたりを繰り返し、治っていないものもある。 物事に対して怒るという感情が希薄。 教科書で見たお手本の道徳心に反抗期を塗りたくったようで、結局いい顔しいを体現した性格の羅列。 解剖すればいわゆる子供のままの性格。思想教育のたまものである。 死にたい。 けど、死んで何になるんだろうとも思っている。死は解放ではない、強制終了ボタンを押して周囲に汚れを撒き散らすだけである。 それをあの家の人たちに綺麗と言われたら、死体すら神物になってしまったら、それは死になるのだろうか。 分からないから死にたい。 分かりたくないから死にたい。 好きなたべものはカップヌードルのシーフード。ジャンクなものに飢えている。 以下通過中含む 呼び方変遷) 浦島さん→七海くん→七海→浦島さん→七海→浦島さん(new！いや旧！) 目を覚まして、現実から遮断されたような島。 偶像から一時的でも解放されたとて、本来の自分なぞ分からない。 手当たり次第のイイ人を尽くしていく。 でももしかしたら本来の自分を見つけられるかもしれない。期待。 ジンゴに言われて。 神様だなんだと皆に言われて、多分きっと調子に乗って、また偶像の自分を作り上げていたんだなぁ、と思った。 そう、言いたかったんでしょう。 シャッター閉め始めた。 本当の自分、て何だ。どこにも居ないじゃないか。バカみたい。 〇手紙 浦島さんへ まずは、お世話になりました。 短い間でしたが、ありがとうございました。 出会ってすぐから。貴方にたくさん嘘を吐かせてしまったこと、ずっと後悔しています。 私の無理を通してくださる優しい貴方は、もしかしたら胸を痛めていたのかも知れません。 大丈夫、と笑う貴方に甘え過ぎていました。 甘えるのって難しいのですね。 もう20も越えた人間の言う事では無いですね。 貴方にとって、私はどう見えていましたか。 ちゃんと。これから死に戻るような人間ではないと、バレないように過ごせていましたか。世間知らずなりに馴染めていましたか。 もしそうなら、良かった。と思います。 たくさんの人に迷惑をかけました。 ごめんなさい。 これでは、遺書になってしまいますか？ 手紙って難しいですね。 もう手が止まりました。 おそろいの貝の飾り。ブランコ。砂浜。海。 思い出、書き連ねていればすぐに紙が足りなくなるでしょうか。 (以下空白) 善知鳥家 花邑 ○別紙 裸足で外を歩くのって、本当は初めてだった。 足の裏が今も、ヒリヒリする。 あぁ、でも、羽なんて無くても。 家に。 こんな足でも、帰れるんだ。 地に足が付くって、きっと。 こういう気持ちで。 ただ歩くだけでいいんだ。 と知りました。 もう少し遊んでいたかったけど。 夜ごはんが待っている貴方は帰らないと。 私はいきます。 とても楽しかった、七海。ありがとう。 はなむら

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ