タグ： のヮの式二母 二万円家

特徴:予期せぬ協力者(97)、芸術的才能 職業特記事項:CON、STR、SIZ、DEXいずれかに+1。EDUに-1。 旧姓は前田(まえだ)。二万円朝王と塁の母。 子供の頃から体を動かすことが大好きで、スポーツと共に生きてきたアクティブな女性。何をやっても好成績を収める天性の運動神経を持っていたが、その中でも敏捷性とスピードは群を抜いており、若い頃は陸上競技選手として活躍した。明るく爽やかな性格をしており周囲には親しみやすい印象を与える一方で、自分に対しては非常にストイック。特に競技中は普段の親しみやすさからは考えられないほど真剣な眼差しとなり、緊迫したオーラを漂わせた。また、そのギャップに加えてボーイッシュでハンサムな外見をしていたため女性ファンが多く、一部の層からは王子様のような扱いを受けていた。 引退した今は次世代の選手育成に力を入れており、スポーツトレーナーとして活動を続けている。 周囲の人間には必死に隠しているが、彼女には幼少期から、「おとぎ話のお姫様に憧れる」というメルヘンな趣味があった。当初は空想だけであったが、成長するにつれ徐々に行動にも表れ始め、こっそりお菓子作りを練習し、優雅な食器を使って一人でお茶会をしたり、こっそり裁縫を練習し、フリフリのドレスを自作したりするようになっていた。ドレスについては毎度その出来栄えにうっとりすると同時に、こんなにかわいい服は自分には似合わないと落ち込んでしまい、自分で着る勇気は出ずじまいであったという。 おとぎ話のお姫様には「王子様」の存在が必要不可欠であるが、お姫様を夢見る彼女もまた例外ではなく、「いつか自分にも白馬の王子様がやってくるのか……？……いやいや……まさか……」と、淡い期待を抱いては掻き消すという日々を送っていた。 彼女が陸上競技選手として活躍していた20歳の頃。いつものように大会に向けた特訓から帰宅していた彼女であったが、大変なことに気付いてしまう。ないのだ。いつもお守り代わりにカバンにしまっていたティアラのペンダントが。どこかに落としてしまったのだろうか…… 特訓の疲労とペンダントを落としたショックでとぼとぼ帰っていた彼女であったが、突如背後から、おそらく自分を呼んでいるらしい男性の声が聞こえてきた。そして振り返ると、自分が落としたペンダントを握りしめる美しい青年が息を切らしながら立っていたのである。どうやらバスに乗る際に落としてしまっていたらしく、ペンダントが取り残された状態でバスが発車してしまったところを届けるために必死に追いかけてきたという。 彼女はその時、この男こそが自分が待ち望んでいた王子様だ……！これは運命の出会いだ……！と確信し、訳もわからずなんとその場で結婚を申し込んでしまった。その男はおそらく驚いただろうが、プロポーズを受け入れ、こうして二人は結ばれた。ちなみにこの日のことを彼女本人に改めて話すとめちゃくちゃ恥ずかしがるので気を付けよう。 男……もとい詩聖と結ばれて1年後、彼女は第一子となる男の子を出産。朝王(アーサー)と名付けた。出産前後の体調管理を完璧にこなし、詩聖にも支えられつつ、彼女はアスリートとして活動を続けながら育児も行うという目が回るような日々を送った。彼女の血を引いた朝王もまた運動好きな子供となり、後に筋トレに目覚めることとなる。 朝王がある程度成長すると、詩聖は世界中を飛び回るようになるが、彼女はその間もひたすら陸上、そして愛する我が子と共に生き続けた。 そして彼女が36歳になった頃、ちょうど旅から一時帰国していた詩聖に彼女はある相談を持ちかける。それは、「そろそろ体力に限界を感じるため、来月の大会を最後に選手を引退しようと思っている。しかし、今まで生きがいの一つであった陸上がなくなってしまう喪失感に耐えられる気がしない。」というものであった。それを聞いた詩聖は、彼女に一つ提案をした。家族をもう一人作ろう。陸上と同じくらい大切に思えるような家族をまた作れば、きっと寂しくないだろう、と。 彼女はその提案を受け入れた。また、選手引退後は、新しく生まれる家族も含め、いろんな人に運動の楽しさを伝え、次世代のスポーツを担う選手を育成していきたいという熱意を固めた。 最後の大会は3位に入賞。優勝には届かなかったが、体力の衰えと戦いつつ精一杯の実力を出し切れたと言うには十分な成績であった。 それから一年後、彼女は第二子を出産。今度は女の子で、塁(ルイ)と名付けた。朝王と同じく、彼女の血を引く塁もやはり体を動かすことが大好きな少女であり、後に母や兄と毎年一緒に見る高校野球の中継をきっかけに野球に興味を持つこととなる。 ちなみに、勇莉が持つメルヘン趣味は48歳になった今もなお続いているが、詩聖以外の家族には内緒にしているという。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ