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蘇芳　千聖 すおう　ちさと 32歳　男性　暴力団組員 【年齢加算によるEDU増加+1】 10/19生まれ　てんびん座 カラーコード：#9e3d3f 暴力団・守矢組の構成員。違法薬物の売買を主な職業としている。若いながらに幹部であり、部下にもよく慕われている。 気に入っている弟分がいたが、原因不明の死を遂げている。この業界にいるからにはよくあることと割り切っているが、犬のような奴だっただけに残念だ。 千聖の幼少期は壮絶なものであった。両親から虐待を受け育ち、粗相をすれば家に上げてもらえないことも度々あった。そのため、野外で過ごすための知恵は自然と身についていった(特徴表：アウトドア派)。警察に保護されれば両親に連絡が行き、連れ戻されるたびに蹴られ殴られを繰り返し、幼かった彼の心にはいつしか『警察＝怖いもの』というイメージが定着する。 両親からの虐待も年を追うごとにエスカレートし、風呂場での水責め、根性焼き、性的虐待など多岐にわたった。 現在の千聖に言わせてみれば、「おかげで耐性が付いてある意味感謝している」(特徴表：潜水の名人)。 千聖が中学生のころ、事件は起こる。 両親がおかしなことはもうずっと昔からであったが、そのころには輪をかけて奇妙な言動や衝動的な虐待をすることが増えていた。 いつものように千聖が音を殺し帰宅すると、玄関にだらしなく転がった母親の姿があった。 思わず息をのんだ千聖に、母親は何かをくわえさせようとしてきた。妙に甘ったるい匂いに本能的な危機を感じ、千聖はとうとう母親を殴った。今まで繋ぎ止めていた「何か」が切れる音を、千聖は心の中でのみ聴いた。 殴って、殴って、殴って、やがて母親だったものが動かなくなるころ、父親も姿を見せた。 虚ろな目をしている父親を見て、今しかないと千聖は悟った。 父親が動かなくなるには、さすがに母親よりも手がかかった。やがて甘ったるさと錆臭さが広がる室内に、二人の男がやってくる。 これが、蘇芳千聖と守矢組との出会いであった。 千聖の両親に薬物を売りつけていたその二人は、室内の惨状をまじまじと見ながらにんまり笑い、千聖へ手を差し伸べた。 その姿は、千聖にとってはどんなにかっこいい主人公よりもヒーローだった。 それから現在まで、千聖は守矢組の組員として働いている。もともと容量のよかった彼にとって、仕事を覚えることも、それによってのし上がることも苦ではなかった。 何より、憎むべき両親を壊してくれた薬物と守矢組には感謝の念しかないのだから、扱うことにためらいなど一切なかった。 利用されるだけの存在でも組の役に立ちたいというのが千聖の信条である。 □住居 昔組で買ったマンションの一室をタダで使わせてもらっている。家賃がないとはいえ兄貴や親父には相当の恩義があるので、毎月きちんと多めにシノギを収めている。 □仕事について メインは薬物の売買だが、他にキャバクラやデリヘル、ソープランドなどといった風俗店を数店舗経営している。表向きには「須藤幸雄(すとうさちお)」を名乗っている。「すおうちさと」のアナグラムである。 薬物を売りつける際の窓口はこのような風俗店であったり、あるいは自らカモになりそうな人物に声をかけたり様々。 【特徴表】 2-6　アウトドア派：暇さえあれば季節を問わず、野外活動に繰り出している。<ナビゲート><博物学><追跡>にそれぞれ+20％。 5-7　潜水の名人：長時間、息を止めていられる。窒息に対するCONロールの成功の範囲に+20％。 【通過シナリオ】 『暗黒に指を切って』 『メアリ・アンは凶刃に伏し、』KPC 『発火性デート計画』KPC 『AND/HAND』KPC 『忘却のゴミヶ原』 『欠落コディペンデント』KPC 『終わりなき病の処方箋』KPC 『潜熱の解け先』KPC

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