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2015：料理人〈パティシエ〉で作成 ・一治　邦康とは高校の時からの友達 ・両親は共働きで家にいないことが多かった ・少し年の離れた妹がいる（中学の頃に保育園くらい） 　　既製品じゃ申し訳なくて妹におやつを作ってあげていた 　　喜んでくれるから調子に乗って作ってたら楽しくなった 　　初めて作ったのは斑に焼けたホットケーキ ・両親と顔を合わせられる時間が短かったので、まとまって時間がある時に妹のことを話せるよう日記をつけていた 　　妹が大きくなった今でも単純に日記をつける習慣が残っている 　　デジタル機器を持つようになった今でも惰性で書籍日記 ・高校時代は調理部の貴重な男子部員の一人としてこき使われていた 　　バイトも考えたけどもまだ妹が小さかったので断念 　　家事と育児に支障がない程度に部活 　　邦康を家に呼んでたかもね！ ・高校卒業後は専門学校で調理師と製菓衛生師免許をとりつつ洋菓子店でバイト 　　現在は街の洋菓子店でパティシエとして働いている 　　人気メニューのフルーツムースタルトの開発も手掛けた ・今まで彼女（彼氏）が居たことはあるが、作ったお菓子への反応が微妙で今後上手くやっていけないなといい感じに別れてきた 　　現在はフリー 　　彼女の場合「パティシエの彼氏がいる自分すごい」「インスタ映えするお菓子作ってもらえる」など、最初は良くてもKPCのことをステータスor便利なアイテムとして見ていることに気付いて「あ、ダメだわこれ」と数度なって以後特に彼女を作る気になっていない ・邦康とは高1一学期の終わりに購買新入荷の新作菓子をチェックしに行ったときに出会った。 　　新作じゃんと最後の一個のカップ入りムースゼリーに手を伸ばしたその時、同じように手を伸ばした男子生徒――PCとかち合う 　　絶望の顔をした男子生徒。参考に食べてみたかった程度だから譲る。本当にいいのか？いいよいいよ今度買えばいいし。お前いいやつだな！なんでそんな絶望顔？だってムースだぞ（並々ならぬ情熱）　多少ドン引いたけども、あ、そんなにムース好きならさ。 　　放課後部活で作る予定だったのがムースだったので試食兼雑用要員として誘う 　　……ってわけでムース作るか「行く！！！！！」即答かよ、誘っておいてなんだけど、たぶん洗い物とかは手伝ってもらうことになるけど　それでムースが食べれるなら！　お前面白い奴だなｗ 　　そんなこんなで始まる交流 　　初めて妹に作ってやった時の感じと似てるなーと思ってたけども、それが全く衰えない 　　こんなに喜ばれるなら作り甲斐もあるなあ 　　そして彼女（彼氏）に対して無意識に「あいつの方が喜んでくれる（作り甲斐がある）もんなあ」と思うように…… ・今でも邦康と会う時にはお手製ムース（店の新作の試作だったり、純粋に趣味の作品だったり）がお土産 ・どんなムースでも喜んでくれるけど、目標は邦康の理想を超える究極のムースで唸らせてみたい！そんな何に対抗してるのは分からない対抗心を燃やし、日々精進するのであった ・そんなわけで邦康は腐れ縁的な貴重な友人なのである

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