タグ： カクテルパーティー

過去に高校の隣のクラスが何らかの不可思議な現象を経験して事件とされて10年が経過した。 当時は、容姿端麗なわけでもなく、運動神経がずば抜けているわけでもなかった学生時代の成績は中の上。 そこそこの学力で大学にも進学したが、誕生日をすでに迎え２０歳になった２年の夏に運命的な出会いをする。 時々ではあるがバーに友達と通っていたところ、カウンターで不審な動きをしているような気がして１人の男に話しかける。 鋭い観察で見破られたことに彼、もとい探偵は驚き、その能力のポテンシャルをかわれてスカウトされてとある探偵事務所でアルバイトを始める。 大学を卒業してはや５年。一度は企業へ就職をするものの、うまく会社になじめず２年で退職。 その後は再就職を模索しながらも、その間何もしないと財布の底が見えてしまうため、仕方なしに何かを始めようと考える。 そこで思いいたったのは探偵。 学生時代にアルバイトである程度磨かれたスキルがあれば１人でも簡単な相談ならこなせると考えたが、そうはいかないのが世の常。 ３年も再就職がかなわず、フリーターをしながら探偵業にいそしむ姿は哀れそのもの。性格も少しばかり偏屈に。 月に２，３件の依頼は舞い込むものの、内容はネコ探しや壊れた鍵の修理など何でも屋な仕事ばかり。 たまに舞い込む密偵な案件などごくわずかである。 そんな売れない探偵のもとにとある不可思議な案件が舞い込んでくるが、、、

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