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銀髪に金の瞳、白い肌。人間離れした容姿は全て生まれ持った物であり、それ故か幼い頃に両親が失踪し孤児になった。 本人はこの見た目のせいで捨てられたのだと思っている。 好きな物は苺ミルクと星空、幼馴染。嫌いな物はお粥と国語。 人並み外れた容姿と頭脳を持つ彼の最大の欠点は不器用な点。 自分の意見、思った事、口にするにはするも、相手に伝わるように言語化するのが苦手。 また表情を作るのが不得手であり、大抵無表情。綺麗な容姿も合間ってか何を考えているのかわからない、怖いと言われてしまう事が多い。 そんな中でも、自分に良くしてくれた幼馴染達に無意識ではあるが依存している。 簡単に言えば口下手。言葉より行動で示すタイプ。 歩くのが遅く、幼馴染の3人を一番後ろから追い掛ける様にして歩いていた。彼等の後ろ姿をふと写真に収めてみたりと、4人の中では比較的控え目な立ち位置になる。 世司が居なくなってもその立場は変わらず、基本的には2人の会話を聞いていて声を掛けられたら口を開く。 高校と同じ町にある教室で演劇を習っており、それを続ける為に放課後週4でバイトもしている。 部活は帰宅部。バイトの後教室に行く事もあり、昔よりは幼馴染と一緒に帰る回数も格段に減った。それを少し寂しいと思っている。 自分の元から去って行った両親に見付けて貰えるように役者になりたいと幼馴染には話している。 世司が居なくなってからは彼も見付けられるようにと一層稽古に励んでいる。 声や動きはとても良いと褒められるが、やはり上手く表情を作れず苦戦の日々。 両親に貰えなかった愛が、渡せなかった愛が、全て幼馴染に向いている。 目に見えた依存では無いが長らく過ごして来てこれが普通だと思っている幼馴染以外から見れば、少し違和感があるかもしれない。 それでも彼自身に自覚はなく、学校ではほとんど幼馴染としか会話しない夜孤の依存に彼等も気付く事は無いだろう。 この気持ちが他二人に向いている物とは少し違ったのだと気付いたのは、世司が居なくなった後だった。 不器用で何も持たない自分からの好意を彼はどう思うだろうか。でも、生きているのならもう一度会って話したい。 何を言えば良いのかもわからない自分の言葉をただ聞いて欲しい。 昔買って貰ってから使い続けているカメラの中には朝から遊んだ時や夕日の中を帰った時、夜に家を抜け出して星を見に行った時、まだ4人で揃っていた頃の写真が残っている。 今でも3人揃って出掛ける時等には持ち出している。 一人称：僕 二人称：君 無表情無口 誕生日　12/22 【零落奇譚】エンド3にてSAN0ロスト　2/10 愛してるよ、世司。ごめんね幽、登。

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