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■ガスライト特徴表 予期せぬ協力者：探索者にはいかなる理由でか自分に忠誠を尽し、援助に来るかもしれない協力者がいる。キーパーが協力者の正体と影響を（おそらく1d100で）決定すべきである。またD100の協力者の助けの見込みや頻度を現すかもしれない。 ■ガスライト　調査探偵参照 「僕に何か用ですか」 「僕はルイス。ルイス・バーナードと申します。どうぞよろしく。」 元の名前：ライラ・ロスチャイルド 男性の装いをしている女性探偵。 男女関係なく紳士的で丁寧な対応をする。 もとは貴族であったが、爵位のある家系ではなかったためにもっと高い地位を得たいという願望が両親は非常に強かった。それを上昇意識が高いのだと幼い頃は理解して、両親の力になるべく賢くなろうと努力をした。 しかし両親はそんな彼女の努力に無関心だった。 女がいくら賢くあったところで、結局は愛嬌なのだ。可愛くありなさい。可憐でありなさい。そう教育した。そんな両親に疑問を持ちつつも、勉学に励む幼少期を過ごしていた。その過程の中で本を読むことが多かった。彼女が好む物語はいつだってハッピーエンドが多かった。いつか自分も両親も幸せにしてくれる人が現れてくれたら…と、ひそかに夢を見ていた。 17歳になったある日。爵位のある一族の子息2人から求婚される。しかしその2人のどちらを選ぼうかというとき、彼女には選択権はなかった。ましてや拒否権など、どこにも。両親は「どちらの家がより自分たちにとって利益があるのか」で選んでいた。 その様子をすぐ近くで見ていた彼女は自分の価値とはこの程度か、とようやく悟った。 同じ血が通っていようと、長く同じ時間を過ごしていようと、自分は女という価値しかないのだ。だから可愛くあれ、可憐であれと言っていたのか。 男に生まれていれば無理やり結婚させられることも、両親に利用されることもなかった。女に生まれてしまったがためにこんなことに。 生まれて初めて自らの出自に呆れた。やってられるか、こんなこと。 その後、胸まである長い髪をナイフで切って、着の身着のまま家を飛び出した。これが彼女の人生で最初で最後の家出だった。 万が一にも連れ戻されたらたまったものではないと、コルセットを脱いだ。そして乱雑に切った髪をショートカットに整え、ライラ・ロスチャイルドという過去の名前を「不思議の国のアリス」のルイス・キャロル、「ピグマリオン」のジョージ・バーナード・ショーより拝借したルイス・バーナードという新しい名前にした。 彼女は女であることと、ロスチャイルド家の人間であることをやめたのだ。もう、あんな人形のような生活には戻らない。 そうして彼女は男を自称するようになった。探偵という物語に出てくる職にもついてみた。すると、日々は新しい刺激で満ち溢れていた。 それは家にいた頃よりもずっと自由で、女であった頃よりもずっと楽しい日々を過ごしていた。その中でひとつの疑問が湧くようになった。 男として過ごす日々はあまりにも自由であまりにも楽しい。 しかしこれはいつまで続くものなのだろうか。 女であることを否定して私はいったいこの後どうするつもりなのだろうか。前に進むにはやはり以前の私を捨てるだけでは足りないのでは？ そんなことを考えて迷いがありながらも今日も彼女は自身を男と偽り、ルイスの名を騙るのだ。 生還シナリオ ・2人の名探偵 SAN回復　＋5／クトゥルフ神話技能　＋3

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