タグ： コロッケを買いに

短大卒の３年目巡査。６月生まれ。体力も運動技能も平均的だがアホなので就活に乗り遅れ、間に合うのが公務員試験くらいしかなかった。 しかしアホなので（２回目）地方公務員は試験対策が間に合わず不合格。どうにか愛嬌と熱意と持ち前の鋼のメンタルで警察に滑り込み合格を決めた。 高校２年生ぐらいの時に見事にお年頃の病気を発症してオカルトに傾倒したので今なお多少の知識がある （宗教に勧誘されてたりするお年寄りの話を聞くのにちょっと役立つ） 現在は交番勤務。先日の台風でハチャメチャな残業と滅茶苦茶な事務処理に追われて今なお忙しい。 台風当日は疲れ果てて自炊する気が起きず、台風コロッケをキめようとしてボロボロの体を夜間のスーパーに滑り込ませたところ、最後に残っていた５個くらいの半額コロッケを一気に近隣住民にかっさらわれた。 コロッケのことを思い出すと地域住民への奉仕の心は一時失われ、修羅になる。 ――食べ物の恨みは食べ物によって漱ぐしかない。 そう、コロッケの恨みもまた、コロッケによって漱がれるべきなのだ。

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