タグ： 浴槽の君にキスをあげる

考古学を専攻している大学生。 一見明るくて軽薄そうに見えるが、周囲をよく見ており、他者の変化に機敏。真面目でよっぽどの理由が無い限りルールを破ることは無い。 基本的には優しくフレンドリー。ノリは良いが嫌なことは嫌と言える。 幼い頃は人見知りで臆病な子供だった。自分の意見もはっきりと言えずどもることが多く、その態度からいじめを受けていた。悪意を持って奮われる拳が怖い。他人の視線が怖い。軽度な男性恐怖症になるまで精神は摩耗し、高校に至るまで保健室登校が常となっていた。そんな日々が嫌で苦しくて死にたくて、気弱な自分自身を変えたいとずっと思っており、地元を離れて大学に進学するタイミングで変わることを決意。派手な見た目、明るい話し方、何より自分の本音を押し殺さないことを心がける。入学初日こそ緊張していたが新しい絽亞はすぐ周囲に受け入れられ、友人も出来た。 友人は多くいるが、中でも物静かなHO1と慕ってくれる祈には気を許していた。特にHO1は同じ学部を専攻してきてくれたこともあり、一番の友達だと思ってくれているのではないか、と少し自惚れている。 祈とHO1が付き合ったときは驚いたものの、祝福した。大事な友人ふたりがより親密になるなんて素敵なことだ。もしかしたら、いつか二人の結婚式のスピーチをするかもしれない、なんて淡い空想を描いていた。 そんな空想が壊されたのは1年前だった。相談があると祈に呼び出され、強姦された。何が起きたのかわからなかった。悪意に満ちた男性のゴツゴツとした手には慣れている。しかし、快感を与えるための柔い女性の指先に蹂躙されるなど初めてだった。いつもなら嫌だ、と言えただろう。しかし何も言えなかった。情けない声が漏れるだけだった。かつてのいじめっ子と重なって恐怖感に包まれ、何も言えなくなったのかもしれない、なんて遠くで分析している自分がいた。 そんなことが何回も何回も続いた。気持ち悪くて、抗えなくて、情けなくて、気持ち良くて。 ある日、気が付いたら祈の首が絞まっていた。違う、絞めていた。誰が？自分が。死んだ、殺した。最初に浮かんだ言葉は、「HO1に合わせる顔が無い」だった。すぐに今さらすぎると自嘲した後、遺体を風呂場に連れ込んだ。飾祈は、まだそこにいる。 好きな食べ物はBLTサンド。趣味は博物館に行くこと、1人でのんびり散歩すること、読書。 モチーフはゴボウ。花言葉は「私にさわらないで」「しつこくせがむ」「用心」「いじめないで」。名前の由来は漢字表記の牛蒡とゴボウに含まれるクロロゲン酸より。 「俺は牛玖絽亞。気軽に絽亞って呼んでくれよ！」 「お、今日は2限から講義同じなのか！このまま一緒に昼も食おうぜー」 「来週までの課題、むずくね……？なぁ、一緒にやろうぜ！」 「……俺はただ、普通の日常を過ごしたかっただけなのに……」 「たのむ、さわんな……っ」 ♪夕暮れ先生/石風呂 ・目的 「殺人の証拠を全て消してバレずに日常を過ごすこと」 「飾祈のことを忘れること」 ・感情 HO1→人生で最初の友達。同じ学部を選んでくれたり、なんだかんだ一緒にいてくれたりするのが嬉しい。社会人になっても遊べる仲でいたいし、出来れば親友と呼ばれるような関係になりたい。HO1の幸せを心から願っている。 祈→最初は自分達を慕ってくれるかわいい後輩だと思っていたが、今はただただ怖い。恨んではいるが、自分に手を出したことというよりHO1を裏切ったことが許せない。ただ死んでほしいとまでは思っていなかった。 :: 後遺症 ▼オールド・ワンの祈り 飴玉に入っていた祈の血液を摂取し続けていた HO2、肉体的接触を定期的に続けていた HO1は今後体にオールド・ワンの養い子の要素が加わる。 遠くない未来、唐突にグレート・オールド・ワンに近しい化物の姿へと変貌する。 変貌するまでの期間はそれぞれ<残り31>年

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