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PC：白銀 迅(シロガネ　ハヤテ) 出身シナリオ『狂気山脈』 HO2A：還らぬ友「君の親友は最高の登山家だった。彼は第一次狂気山脈登山隊の一員としてかの山にアタックし、未だ還らない。第二次登山隊の結成が発表された時、君が志願したのは必然だった。【ミッション：親友を見つけ出す】」 ○職業・経歴など ・山岳ガイド兼、山岳宿泊施設の管理人兼、登山家。 ・平時は山裾のある小規模宿泊施設の管理人をしており、山岳ガイドも務めている。一応は代表者であり、数人の従業員の上に立つ立場だが、言葉数は少なく、リーダーシップを執る性格でもないため、渉外関係は他の人間に任せている。宿泊施設の運営と拙い天体観測ツアーは年間を通して行っており、基本的には一年中山間で暮らしている。 ・職業登山家と名乗れるほどの登山経歴があるわけではない。しかし、幼少期から山に馴染みがあり、登山経験は国内中心にかなりある。また、とある登山家のパートナー・パーティーメンバーとして海外での登山も経験しており、ある程度の登山技術を有している。 ○外見・身体能力など ・身長186㎝、体重68㎏。 ・長い伸ばしたプラチナブロンドを一つに結んでいる。瞳は夜色のような、深い青色。北欧出身の祖母を持つクォーターであり、生まれも育ちも日本だが、初対面の相手には英語で話しかけられることも多い。高身長も相まって、わりと目立つ。装備を着込んでいる時は男に間違われることもしばしば。 ・ウェアは冴えるようなシアンブルーに、彩度の高いリーフグリーンが差し色として配されたもの。本人の趣味ではなく、パートナーを組んでいる友人からお揃いだといって押し付けられたもの。友人は逆の配色のウェアを着ている。それ以外だと、シアンブルーのものを着ることが多いが、それもかつて友人から勧められた色だった。 ・日常生活の私服はモノトーンばかり。サイズの関係からメンズものを着ることも多い。 ＜シナリオ経過による変化＞ ・狂気山脈登頂以後、友人のものだったリーフグリーンのウェアを着るようになった。 ○性格・思考・行動原理など ・愛想はなく、人付き合いも得意ではない。必要な会話は行うが、積極的に会話を振るタイプではなく、素っ気ない態度は人見知りの裏返しとも言える。懐に入れた人間、自分を受け入れてくれた人間にはこっそりと甘えたりもするが、基本的には表に出さないように努めている。 ・幼少期の経験から、他人に対する壁は高めで、人見知りの気もある。 ・自分の見た目に関してはコンプレックス半分、友人の言葉故の誇り半分。見た目のことを言われるのは仕方ないと思ているが、しつこく言われるのは正直辟易している。 ○人間関係 ・希城 若菜(キシロ　ワカナ) 　友人。28歳。男。 　白銀にとっては、唯一といって言い友人であり、パートナー。 　国内外問わず多くの山に挑戦する職業登山家。その若さでは異例ともいえる登山経歴を有し、企業スポンサーも付いているレベルである。父親も職業登山家であり、幼少期から山を登り続けてきた生粋の登山家。 　若菜との出会いは10歳の頃に遡る。 　その外見故に、物心ついた時には周囲からの奇異の目に晒されていた。小学校の同級生からは無視、揶揄い、いじめのようなことも当たり前のように行われており、周囲の大人からの理解もなかった。家族に相談することもうまくできず、ただ耐えるだけだった。 　そんな中、若菜が転校してきた。 　明るく人懐っこく、綺麗な顔立ちを鼻にかけることもしない彼はすぐにクラスに馴染んだ。そして、その分け隔てのない笑顔で、白銀にも声をかけてきた。 「お！　キシロとシロガネ、シロでおそろじゃん！　よろしくな、ジン！」 　始まりはそんな言葉。以降、何故か積極的に声をかけてくる若菜に戸惑いつつ、彼の存在は白銀の立場を緩やかに変えていく。何かにつけて白銀を遊びに誘い、行動を共にする若菜を介して周囲との関わりが増え、いじめも鳴りを潜めるようになった。とやかく言ってくる相手もいたが、どうにも目聡い若菜がいつも間に立ってくれた。 　登山を始めたのも、若菜がきっかけだった。 　職業登山家を父の持つ若菜に誘われる形で簡単なハイキングに始まり、段々と高く、険しい山にも登るようになる。登山に関する技術も知識も、若菜と彼の父親から教えてもらった。 　若菜との付き合いは中学、高校と続き、その頃には二人セットが当たり前になっていた。 　進路選択を前にして、当然のように職業登山家を目指す若菜を追うべきか悩んだ時期があった。自分の登山に対するスタンスは、山に対する情熱があるとは言い難い。若菜と共に登ることが楽しくて、ただ彼と共に頂上に立つことが嬉しくて、それだけだった。どこまでも真摯に頂きを目指す彼に対して相応しくないのではないかと、躊躇いがあった。 　そんな思いの中、ふと、彼に訊いた。 　かつての日、どうして自分に声をかけたのか。どうして自分と行動を共にしてくれたのか。 　若菜は少し考えてから、精悍な顔に綺麗な笑顔を浮かべて答えた。 「知ってるか？　標高7000mを越えると、空って青じゃなくて真っ黒な宇宙みたい色になるんだ。すげぇ綺麗なんだよ。雪の白銀に、宇宙みたいな深い青。お前みたいな色なんだぜ、ジン」 　彼が目指す頂きの色。それは紛れもなく彼最大の褒め言葉だった。 　その言葉に、すべて吹っ切れた。 　若菜と同じ大学に進学し、彼と共に数多の山に登る。職業登山家を目指すというよりも、彼のサポートをしたいと考えていた。彼との練習においてとある山裾の宿泊施設をよく利用しており、大学卒業後、独り身だった高齢の管理人からその施設を譲り受けることとなる。その後も若菜のパートナー・パーティーメンバーとして山を登り、いつか夜色の空が広がる頂きに、彼と共に立ちたいと思っていた。 　 　希城 若菜は、最高の登山家だ。 　彼は第一次狂気山脈登山隊の一員としてかの山にアタックし、未だ還らない。 　その生還が絶望的と囁かれて、しかし、そのまま受け入れられるはずがなかった。 　第二次登山隊の結成が発表された時、白銀が志願したのは必然だった。 　若菜を見つけ出す。 　それが、唯一の目的だ。 　たった一人の友人。 　それが自分の人生を変え、自分の人生を決めたのだと理解している。 　彼に出会えたことが人生最大の幸運であり、彼と共に在れることが人生最大の幸福である。 　故に、彼の元へと向かうのだ。 ＜『狂気山脈』同行者＞ ・深雪 啓(ミユキ　ハル) 　登山家。第二次狂気山脈登山隊のメンバー。 　登山に対する静かな、しかし、強く確かな意志に、かつての友人を少し重ねた。 　彼が登る姿を見たいと思ったのは、紛れもなく本心だった。 　狂気山脈登頂後も、機会が合えば共に登る約束をした。 ・ラル・ナユタ・クレマチス 　山岳カメラマン兼登山家。第二次狂気山脈登山隊のメンバー。 　穏やかで柔らかな物腰、人と人との間に柔らかく入ることのできる人柄は率直にすごいものだと思う。 　登山技術も高く、存外頑固なところがあることを狂気山脈登山中に知った。 　ハルのことを気に入っているらしい。確かに、目を引く青年だと思う。 ＜『遭難者C』同行者＞ ・桐山 犀(キリヤマ　サイ) ○その他 ・一人称：『私』 　二人称：『あなた』 　三人称：『○○』、『○○さん』 ・好きな食べ物：シチュー ・苦手な食べ物：ねばねばした食感のもの ・誕生日：１月４日（誕生花：福寿草/花言葉は「幸せを招く」「永久の幸福」「悲しき思い出」） ・イメージカラー：ミッドナイトブルー(#001d42) ・フレーバーNo.84：牡丹：「王者の風格」「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」 慎みで構成されたような人だ。決して心を出さず、声を上げない。貴方は怒りや笑いを直接表現しないだろう。貴方の肩には全てがかかっている。血が、家が、歴史が。貴方の一つの行動で、全てを貶めることにも繋がるだろう。貴方はそのことを正しく理解しているのだ。 ○通過シナリオ No.1『狂気山脈』/生還 No.2『重なる死』(KPレス)/生還 No.3『聲の降る部屋』(KPレス)/生還 No.4『遭難者C』/生還 No.5『April.exe』(KPレス)/生還 ----------------以下、通過シナリオのネタバレアリ---------------- ○通過シナリオ No.1『狂気山脈』/生還 No.2『重なる死』(KPレス)/生還 ・回避+2、水泳+4 No.3『聲の降る部屋』(KPレス)/生還 ・聞き耳+3 No.4『遭難者C』/生還 ・SAN+11、回避+3 No.5『April.exe』(KPレス)/生還 ・SAN-15、物理学+2

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