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誕生日：1993年８月29日 誕生花：クローバー 花言葉：「幸福」「約束」「復讐」 血液型：AB型　利き手：左利き 好きなもの：お風呂(熱めのシャワー)、いい匂いの入浴剤、酒(赤ワイン) 嫌いなもの：栄養剤(特にリポD)※匂いが無理 妖艶な雰囲気を持つ美女であるが、実際の口調は雰囲気や実年齢と比較するとかなり少女寄りの雰囲気がある。 特に相棒である右藤莉菜のことはよくからかうような感じでいつも絡んでいる。 仕事の後は熱いシャワーを浴びて、晩酌でワインを煽るのが至福の一時だと思っている。 芽衣紗が遺書に執着する理由は「死んだ恋人が最後に残した言葉」に今、自分自身は生かされているからだ。 芽衣紗の家は個人診療所を経営していて、芽衣紗は中学生の頃から受付で接客を手伝いつつ将来診療所を継ぐつもりで勉強していた。 芽衣紗が中学３年生になったときに「浅羽東彦」が薬剤師として診療所の従業員として就職した。東彦は芽衣紗よりも年上ではあったが、芽衣紗を子供扱いすることもなく、上司の父と母の教えを吸収し、熱心に働く姿に惹かれていた。同時に東彦も芽衣紗が好きであることに先に両親が気づいた。 その両親の後押しもあり、芽衣紗は高校二年の時に東彦に告白されて付き合うことになった。 幸せで堪らない日々だったのに。18歳、高校卒業を目前にすべてを一人の男に壊された。 男は芽衣紗の両親を殺したのだ。 男は震える芽衣紗にこう語った。 「私が壊したのは幸福でない。君を包んでいたまやかしだよ」と 芽衣紗の両親の正体は快楽殺人者だった、と男は語る。 薬品を使い、患者を安楽死へと導く手法。使われていた薬品は血液を材料に作られていた特殊な薬で死体からは毒薬反応は出ずに終わるもの。 なら、何故貴方は知ることが出来たのだと芽衣紗は語る。 男は口元を歪めて一つ血に濡れたペンダントを掲げた。そのペンダントは浅羽が持っていたペンダントだ。 そして悟る。最愛の恋人もいないのだということを だが、事実を上手く消化できずに固まる芽衣紗に男は語る。「全て彼から聞いていたんだ」 浅羽東彦が諜報活動を仕事にしている人間であったことを芽衣紗はその時知る。 東彦はその男の部下だった。表向きは「医者」と「薬剤師」。裏社会では「遺書屋」と「諜報人」で組んでいた。 男が遺書屋をやっていた理由については最早芽衣紗にとってはどうでもいいことで、芽衣紗が男に聞いたのは 「何故、東彦を殺したのか」 男は淡々と答える。「彼が『人』になってしまったからだ」と この仕事は人では務まらない。私は元来化け物だったから天職だったと嬉々として語る。 化け物と人の違いは「感情を宿しているかいないか」 男は「それ」がないから向いていた。ないからこそ憧れと執着を覚えていたと語る。 東彦もまた「それ」がない化け物だったのに東彦は芽衣紗と出会って「それ」を覚えてしまった。 男は芽衣紗に一つ問いかける。小さな紙を三枚見せて 東彦と両親の「それ」を見たいか。と 芽衣紗は迷うことなく頷く。一つ溜息をつき、男は紙を見せる それが東彦と両親の残した遺書だった。 遺書には自分のことばかりが書いてある。 簡単に表せば父の「それ」は『慈愛』であり、母のそれは『庇護』であり、東彦のそれは『愛』だった。 芽衣紗のお陰で生きることに楽しさを見いだせていた。ありがとう。と 遺書を見て泣く芽衣紗を見て、男はこう告げる。 「いっそ清々しいくらいの善意だろう。良かったね。「人」になってしまった彼らが君に対して抱いた「それ」は綺麗だ」 そう語る男に芽衣紗は怒りを覚える。だが、芽衣紗では男を殺せない 「私が少しでも憎いなら復讐においで。私はウドウだ」と語り消える。 芽衣紗はそこから殺人鬼へとなるが、その時のスタイルとして遺書を書かせることにしている。 自身が貰った「それ」は綺麗で、ウドウがそれを羨んだことを知っている。 ウドウが見てきた「それ」に醜いものがあるのも実感した。けどそれでも芽衣紗は思う。 「「それ」がどんな言葉で表現されてても、届けることに意味がある」と だからこそ、そのスタイルを貫いてきた。ウドウを殺す日が来るまで自分のスキルを上げると同時に届人としても だが、右藤莉菜と出会って気づく。 殺したかったウドウは右藤隆行はもういないのだと 意思消失するかと自分でも思っていたが、あることに気が付く。 莉菜を自身のパーソナルスペースに迎え入れた右藤もまた「人」になってしまっていたことを その時右藤の死に納得し、執着をやめた。そして一つのことを復讐と称して掲げた。 莉菜を生かし続けること。右藤の元にそう簡単に渡してやるものですか。と 芽衣紗は莉菜を生かし続ける。 自身に最後が訪れても尚、その執着の思いは消えないだろう。 芽衣紗の頭に「それ」は残り続けているのだから。 【通過シナリオ】 ドロップアウトディスパイア(KPC) 【不定狂気履歴】 ・脱力、虚脱(自力での行動ができなくなる) 《ディスパイアに憑依されていた後遺症と解釈》 ９/20～(４か月)１/20

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