タグ： 舞う蝶の子 舞蝶卓HO2

篠浦 律が旧名。そこら辺の田舎に住んで田植えを生業とした裕福とは言えないがありふれた幸せがつまったどこにでもいるような4人家族だった。律は進学のため小学校に入ると同時に田舎を離れ、上京してきたのだ。流石に小学生1人の寮生活を心配した両親は古い親友である稲苗代家に律を預けたのだ。そうして彼が勉学に励んでいる間、両親の突然の死が告げられたのだ。唯一生き残ったと思われる妹はまた別の家に引き取られたらしいが詳しい情報は聞けなかった。両親の他界の原因は空き巣だった。そこら辺では有名な無差別殺人事件の犯人。その犯行にたまたま篠浦家がターゲットになってしまっただけの事だという。彼はそのまま稲苗代家の人間として戸籍が変更された。 そこからだったのではないだろうか。必死に情報を集めて妹を探し始めたことも、警察を目指し始めたことも。そうして不可思議な情報にヒットした。とあるカルト教団の噂だ。詳しく調べると、そのカルト教団は今は跡形もなく取り壊されてしまっているがその中で発見された美しい花から死刑囚のDNAが発見されたということ。しかし、死体は見つからなかったこと。がわかった。 彼は何故かそれに興味を惹かれるかのように情報を集めるようになった。 そうして、望み通りに警官となり、警視庁捜査2課の敏腕刑事へと昇っていった。そこから4年前に警視庁特殊犯罪捜査零課。通称『ゼロ』の一員となったのだ。 ここなら、カルト教団の情報が手に入るのでは？という淡い期待と妹の情報が転がり込んでくるかもしれないというものだった。 またHO3のことを無意識に避けるなど言動には滅多に出さないものの苦手としている。理由は自分でもよくわかっていない。ただ分かるのは3年前の彼女が無くなったあの事件からだということのみである。 また稲苗代に苗字を変えたのと同時期に自分の性格などを偽るようになった。元から勉強のためにわざわざ上京してきたので根は真面目ちゃんなのだ。 それが一転、怠惰を貪るようになった。とは言ってもテストなどは必ず高得点。進路にも問題なし。ただ性格と口調のみがまるでそこら辺にいるいたずらっ子のようなそんな口調になったのだ。 心配になった親戚は医者にかかったが精神的なものだろうという結果しかえられなかった。 現在…… 零課のみんなをそこそこ信頼してたのに、HO4は種を作った張本人。HO3は妹を撃った奴と知ってしまってチーフであるHO1も信頼できない。 的場も黒幕だし、肝心の妹は死んでいることがわかっただけでも今後の生きる気力が亡くなったようなものである しかし、仕事はしなければいけない。2課にいた頃の上司を追って今はホワイトハッカーの仕事をしているが数年前からその上司すらも行方が分からなくなっている。 通過シナリオ 庭師は何を口遊ぶ

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