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◦精神力吸引　　コスト：正気度/1d8 対象と任意の場所を接触させる。 呪文の使い手のMPと対象のMPを対抗させ、使い手が勝てばMPを1d6吸収できる。 負ければ逆に6MP吸収される。 　----------------------------------------------------- （以下メモ書き）精神的呪文においては、干渉の対象が精神であるためか、しばしば対象が好意的であるか・協力的であるかで呪文の難易度が変化する傾向にある。 　----------------------------------------------------- 寄せ餌 暗黒の祖先 生明士紅 19歳 大学は入学して3ヶ月ほどで中退。 唯一の家族であり大切な姉を聖に殺され日々復讐に燃えている。 街の中でも治安の悪いスラム街のような場所(無名街みたいなイメージなんだが)で育ったため、窃盗やら殺人やらが身近に起きていた。士紅自身も生きるための犯罪に手を染めたことがある。 腹違いの兄弟が10人ほどいる。悪辣な環境で欲を満たすために行為に及び無責任に産んでいるので、自分達で努力して生きろ、と住処と最低限のものだけ与えられて生きている。 それぞれ街からは出て行ったまま消息不明だったり、衛生環境の整わない中で幼くして死んでしまったり、士紅同様に盗みで生計を補ったりとさまざまだった。 その中で1人、7つ歳の離れた姉(緋紅)だけはこの街には似つかわしくない綺麗な容姿と、純粋な心を持った人物だった。周りも彼女の明るさやまっすぐさに惹かれる者が多かった。 緋紅はスラム内にある教会へ通い、敬虔な信者だった。相手を許すことで自身も救われると信じ、またどんな人間にも善性があると疑わなかった。 一度だけその教会へ緋紅に連れて行かれたことがある。誰も救ってなんかくれないし、いつ裏切られるかと人を疑って生きてきた士紅には全く理解できず、アンタそんなだとすぐに死ぬぞ、と冷遇した。(倫理観のない街と、寄餌体質でロクな目にあってこなかったせい) ーーーーーーーー 士紅は幼少から不可思議なことが起きる自覚があったが、それによって命の危険を初めて感じたのは親に姉ともども売られた時。(10歳くらいなイメージ) 買収先は金持ち一家で他にも子供を買っていて、外に出ることは禁止されたがそれぞれ望みのものを言えば与えてもらえるし、3食寝床付きで不自由のない、むしろ贅沢な生活をすることができた。 しかしなんとこの金持ち一家‼️子供の人肉食べて不老不死になるぞ❣️と言う危険思想の持ち主だった。そして子供たちを1人ずつ呼び出し、拷問に近いかたちで体を一部分ずつ取っては食べる、を繰り返していたのだ‼️ その家に暮らしてから半年ほどして、士紅の番が回ってくる。左目を抜かれて失明。麻酔もないままだったので痛みで意識を失う。 目が覚めたのは廃れた教会の礼拝堂で、緋紅の腕の中だった。 こちらを覗き込み、目覚めた士紅を見て心底安心したように微笑んだ緋紅の姿は、いつの日か教会で見た聖母の像に酷似していた。その光景は士紅のなかで強烈に焼き付いている。この時、明確に”救われた”という経験を初めてする。ある種一目惚れ。 ーーーーーーーーー その後2人での生活が続くが、緋紅の存在が支えとなり、救いとなっていた。 訳ありの2人でも受け入れてくれる場所、働き口etc…は緋紅が奔走して見つけてくれた。 今更真っ当に生きるのは無理だと諦めていたが、緋紅は働いた金を士紅に投資し、教育を受けさせてくれる。 姉を裏切るような行為はしたくなかったので士紅もかなり努力して勉強した。EDUはここでぐーんとあがったよ❗️ この頃の士紅にとって、緋紅は自分の最低な人生の中でたった1人手を差し伸べてくれた女神であり、この世の善を体現したような存在となっていた。士紅にとっては人生で1番幸福であり、満たされた時間だった。(義眼とかこのへんでもう手に入れてると思う) 「この人を害するものは自分が排除する、この人以外はどうでもいい」で基本行動してる。(体質と弟という立場のせいで助けられることの方が多かったけど) 緋紅へ感情は漠然と自覚はあったが、高尚な姉と自分ではとても釣り合いがとれず”諦める”というというより可能性を元から絶っているため、明確にカタチとして感情の面に出ることはなかった。 ーーーーーーー 姉に恋人ができてから3年ほどが経ち、彼氏がプロポーズして2人の結婚が決まる。多分恋人も一緒に士紅の教育を支援してくれてたと思う。お人よしカップル。 士紅も高校卒業までの資格をとり、努力の甲斐あって大学への入学することになった。 士紅は、自分が普通の人間のように生きることができていることに希望を感じていた。これからはしっかり職にもついて、自分が緋紅を気持ちだけでなく、具体的な行動としてしっかり守ろうと誓っていた。緋紅の恋人にはもちろん感謝していたし好意的だったが、行動原理は変わらないので、この恋人がダメになっても緋紅が大丈夫なように強くなろうと思っていた。な、何ヅラ〜❓❗️ ーーーーーーー 結婚式当日、純白のドレスを纏って幸せそうに微笑む緋紅に、またいつかの聖母像を思い出していた。そこに聖が来て銃を放つまで、ずっと見惚れていたと思う。 そこからはあまり覚えていない。ただただ緋紅だけは救わないといけない、という思いだけで行動していた。他は全て殺されても構わないから姉だけは助けたかった。 しかし、緋紅はあっけなく死んだ。自分の後ろでこときれたその姿は、初めて緋紅と聖母像を重ねたその日と同じぐらいに強烈に焼き付いている。 ーーーーーーー それから1年と経たない今に至るまで、聖を殺すために日々を生きている。自分から緋紅という救いを奪われたことが憎い。正義のためにと今の仕事をする聖に対して、俺にとってたった一つの正義を殺したヤツが何言ってんだ？という感じ。煽られたら噛み付くし、隙あらば殺そうとする。同い年、背が高い、顔がいい、全部気に食わない。 失った穴を怒りと復讐で埋めて生きてる。 ただ同時に、今の仕事がしっくりきているところはある。綺麗に真っ当に生きようとしたが、やはり姉と自分はあまりにもかけ離れた存在だと実感している。こちらの世界の方が生きやすい。 大学は復讐のためバックれた。どうしようもなく感情の行き場がない時は酒タバコ女ケンカで荒れてる。アレ、私のつくる19歳って……❗️❓ 緋紅と旦那の指輪を両方、形見として持っている。旦那の指輪を自分にはめた事ある。ドレスを着た緋紅が隣で笑っている夢を見る。そういう自分に引いてる。守れもしなかったのに何しちゃってんのかしらねーー❓❗️ ーーーーーーー

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