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【セリフサンプル】 「始まりの朝に輝く唯一の太陽……そう、大陽 朝一とは俺様のことだ！ 救いが欲しければ俺様の名を呼ぶがいい！！」 「僕のやってきたことは正しい、はずだ……そう、そうじゃなきゃ……でも……」 【呼び方】 一人称…俺、俺様(素は僕) 二人称…貴方、お前、呼び捨てなど尊大に振る舞い、それに見合った呼び方をする。(素は～さんなど) 【基本情報】 ――彼はただ、目の前で苦しんでいる一人の女の子を助けたいだけだった。 ネグレクトの家庭で育った彼は幼少期、明日生きられるかわからない日常に怯えていた。 助けを求めたくても声に出せなくて、ただ部屋の隅で震えて怯えることしか出来ない無力な少年。 どちらかといえば引っ込み思案で、所謂ヒーローや戦隊ものが好きで、そんな絵を描いては夢見るどこにでもいる少年、それが『大陽 朝一』という人間だった。 しかし、そんな彼を腫れ物のように扱う家庭に逃げ場などなく、徐々に彼の心は疲弊していった。 出来るだけ静かに過ごし、親を刺激しないように暮らす毎日の中で、彼は無心に助けを求めていた。 だからこそ、たった一つの通り魔事件で取り巻く環境が変わった時は、誰かが救いを求める声に気が付いてくれたんだと彼を勘違いさせた。 孤児院へと預けられた彼はどこか解放感に満たされながらも、その孤児院で徐々に明るさを取り戻していった。 そこでの生活は決して楽なものではなかったが、これまでの環境を顧みれば間違いなく幸せであったと言えるだろう。 そんな孤児院での生活の中で、彼は一人の女の子を見つけた。そして、その子を見た瞬間に彼はどこか既視感を覚えていた。 その姿はあまりにも、孤児院に預けられる前の自分自身の姿によく似ていた気がしたのだ。 孤児院の先生に話を聞けば、その直感は正しく、彼女もまた自分と似たような境遇で苦しんでいることを知った。そして、いずれはその環境へ戻らなければいけないことも。 なんとかしてあげたいと、幼い心ながらに彼はそう感じた。 しかし、そうはいっても彼自身で出来ることなんてたかだかしれているのだということも痛いほど理解している。 それでも、なんとか元気づけることは出来ないだろうかと彼は必死に悩んだ。ただ、彼女を助けたい一心で―― 「さぁ、この手を取るがいい！ 俺様がお前を救い出してやる！」 彼は突如として彼女の目の前に立ち、そう声高らかに告げて手を差し伸べた。 その言葉に彼女がどう感じたか定かではないが、彼はただ、彼女の信じる何者かでありたかった。 彼女が少しでも前向きになってくれればいい。 彼女にとって自分が何者かであっても構わない。 ただ、彼女には信じられる何者かが必要だと感じたのだ。 しかし、それはいつもの気弱な自分自身ではダメだと感じた。だからこそ、彼は彼自身の憧れるヒーローの仮面を被ることにしたのだ。 彼自身の思うヒーローを演じることで、その言葉で少しでも彼女が心を開き、信じてくれるのなら、きっとそれが救いになるのだと信じていた。 「さぁ、信じる者は救われる、だ。俺様を信じ、俺様の信じる神を信じるといい！ 真摯に祈れば必ずやその想いに応えてくれる……俺様が応えさせてやるさ！」 そうして、彼は彼女の手を取り、彼女が救われるようにと祈りを捧げ、その祈りに応えるように翌日には彼女の両親も行方不明になった。 それからその噂は人を呼び、そのたびに彼はその救いの声に応えた。 最初はそれこそ全能感に酔いしれていたのかもしれない。 自分の行いは確かに誰かを救い、人々に笑顔を取り戻していったのだ。 しかし、ふと道を振り返ってみればそれは本当に正しかったことなのかと考えが過るようになった。 確かに人は救われた。しかし、それと同じ数……いや、それ以上の人々を消し去ったのだ。 自分のやっていることは本当はとんでもないことで、取り返しのつかないことをやってしまったのではないか……。 そう気が付いた時には時すでに遅く、誰かを救うために施した仮面を剥がした瞬間、全てを失うような気がした。 今まで仮面を被り、演じてきた自分を捨ててしまえば、また誰からも見捨てられるような気がして、 その考えに至った瞬間、その仮面は呪いのように自ら剥がせなくなってしまっていた。 最近になって最初に手を差し伸べた彼女、『影山千夜』にも同じ力が発現したらしい。 彼女に任せてしまえば自分は楽になるだろうか。しかしそれは彼女を見捨てると同義だ。 本当にそれでいいのか？ 自ら引き込んでおいてその選択はあまりにも…… 彼の思い描いた理想は、呆気なくヒビが入り、ボロボロと崩れていた。 「俺は、僕は……どうすれば……」 【性格】 唯我独尊、我が道を突き進み自らが正しいのだといつでも尊大な態度を崩さない少々見栄っ張りな性格。 先導者たれと信徒を導く存在であるためか、誰にも弱みを見せることもなく、常に笑顔は絶やさない。 教祖だと胡坐をかくわけでもなく、なによりも他人を優先し、誰かの助けになるためならばとどんなことでも買って出るような男。 しかし、その本質はただヒーローに憧れるだけの気弱な青年であり、誰かを助けるために、導くためにそういった役を演じているに過ぎない。 どちらかといえば教室の隅で静かに絵を描いてたりするような人柄。 【備考】 『利き手』両利き 『血液型』AB型 『得意科目』美術(結構絵は上手い)、国語とかの文系。頭は割といい方、苦手なのはあんまりないけど強いて言えば体力はあまりない。 『好き』料理とか含めてなんでもあまり好き嫌いしないタイプ。 『嫌い』不誠実なことや弱い者いじめ 『好きな花』向日葵、蒲公英(好きというよりは憧れ) 『座右の銘』一日一善 『名前の由来』始まりの朝に輝く唯一の太陽……でありたいが、苗字が太陽ではなく大陽なのはその存在に及ぶことはないという意味もある。 『誕生日』4/4 HO柊と出会ったのは8歳ぐらい。 【特徴表】 7-06：共感・・・探索者は人の気持ちに寄り添い、よく理解できる。＜心理学＞に+30%。 7-09：博識・・・あなたは知識欲が強く、色々な知識を取り込んでいる。 　　　　　　　　任意の知識系技能3つにそれぞれ+10%。 【不定の狂気】 【後遺症】 【イメソン】 https://www.youtube.com/watch?v=RrjWC6b4yYk 【通過済みシナリオ】 『鰯と柊(HO鰯)』→ロスト 以下ネタバレ注意 ーーーーーーーーー 【遭遇した神話生物】 【会得呪文】

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