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水無瀬　朔（みなせ　さく） 素直じゃないが面倒見はいい。人付き合いが得意ではなく、何かと人を避けがち。母は物心つく前に他界しており、双子の妹は小学生の頃から行方不明。長い間無愛想な父とふたり暮らしだったが、大学中退後は一人で暮らしている。 なんだかんだあり、現在は絵で生計を立てつつ日本中を旅している。特に夜空の絵を好んで描く。あまり有名ではないが、数人のお得意さんのおかげでなんとか暮らしている。 ｼﾅﾘｵ:lost blue、 ↓過去について 母は物心つく前に他界しており、双子の姉である望は小学生の時に行方不明になったっきり見つかっていない。父は所謂仕事人間で、朔も彼に似て口下手で無愛想だった。昔から朔と父を繋いでいたのは望で、だからふたりになってからはほとんど言葉を交わすこともなくなった。望がいなくなってからは、彼女の穴を埋めるように、父は仕事、朔は勉学に一層励んだ。 そして大学進学を果たしたとき、ずっと張り詰めていた糸がぷつんと切れた。もう何もかもどうでも良くなった。だから退学をして旅に出た、望を探す旅に。それは生きた彼女と再会したいなんていう淡い希望を抱いていたのかもしれないし、死んでしまっているであろう彼女のもとへ行くための方法を探し求めていたのかもしれない。 昔から一つだけ、続けていることがあった。それが絵を描くことだった。昔からなんとなく好きで、よくそれを望が褒めてくれた。絵を描いていればずっと彼女とつばがれている気がして、ずっと続けていた。旅をすると決めてからはそれでどうにか費用を稼いでいる。 でも旅もすぐに力尽きる。望は見つからない。見つからないと思い込んでしまっているだけなのかもしれない。でももうどうでもいい。死んでしまったら、きっと終わる。そう思って、自殺を決意した。 ↓lost blueネタバレあり 追記:一度世界は終わり、幼なじみの青がいる世界へ来た。望がいない事実は変わらない。それでも、死を望む気持ちは僕が持っていってくれたし、何よりこの世界ではひとりぼっちではない。望が褒めてくれたこの絵で生計を立てて、今度は死ぬためではなく、生きる理由を見つけるために旅をしよう。

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