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1/26うまれ　イメージCV：黒沢ともよ 華道家としてフラワーデザインを学ぶ専門学生。傍ら花屋でバイトもしている。将来の夢は一流ホテルや結婚式場や、レストランなんかの装飾をも任されるようなフラワーデザイナーになること。花の知識はもちろん、デザイン知識や絵画や文学、舞台などの芸術的な教養もきちんと志している。 旧姓は「芥」。もともとは茶道の家系であった家元で彼女だけが華道の方に才能を開花させてしまったがゆえに家を破門、というか事実上育児放棄状態になり、そこで出会ったのが代々お茶の場で飾られる生け花なんかを提供してくれていた、そこそこ付き合いの長い夜香家の女性だった。そこで「"夜香"姓を名乗る女性」に拾われることになる。……そのひとに夫はおらず、いたのはもうひとりの女性であった。 出会ったときから、「お母さん」はそのひとのことを、「とても愛している」「彼女といればどんなことも乗り越えられる」「幸せなのだ」とずっと話しており、拾われてからというもの、自分も華道の才能を生かしてくれたり良い学校を出させてもらったりとそれなりに幸せな生活を送ることができているため、そしてそのひとが愛する女性(ひと)のことを話す表情が幸福そのものだったことから、何故自分を養子として迎えたのか、「お母さん」の事情を聞くことは今もしないでいる。 いつかの家に捨てられても、お母さんがふたりいても、苦になんてならなかった。だって少なくとも、私の"今"は幸せだから、それでいい。「人間とはいいものかしら」──いいものもわるいものも、すべて含めて、「人間」だよね。 新美南吉作品、特に「手袋を買いに」が好き。次点で「ごんぎつね」。理由はわりと単純で、小学校のときの国語の教科書に載っていたそれがとても印象深く、「子供っぽい」と苦手意識を感じていた「絵本」というジャンルの壁が、それによって「そういう芸術もあるのだ」と低くなったから。（当時の教科書だから彼女も小学校低学年なんだろうけど、なんで絵本に苦手意識を感じていたんだろう？） ちなみに物語に入り込んで眠る時間も忘れてしまいがち。ゲームなんかは嫌いではないが操作という「選択」を誤ることに恐怖心が勝りなかなかできずにいる。でもやらなくても死ぬわけじゃないから特に困ってない。 ……唯一不思議に思うことといえば、今のお母さんに髪を水色に染めるよう言われたことくらいか。お母さんとおそろいだし、芥の家の部分を残したいかと言われればノーなので異論はないけど、そのときの母の顔がちょっとだけ忘れられないらしい。…………まぁ知らなくても死なないからいいけれど。 ・白いヒヤシンス 「loveliness（愛らしい）」「I’ll pray for you（あなたのために祈ります）」 ・黄色いヒヤシンス「あなたとなら幸せ」 （──義兄がいることになる。もっとも、二人にお互いの面識はない。会ったことはもちろん、話を聞くこともないに等しいからだ。）

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