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■経歴 幼少の頃に両親が離婚。父親に引き取られたが、中学生のときに死別。 父方の親戚を転々としたが、誰にも心を開くことはなかった。 母親とは音信不通。 ■資格 養護教諭一種免許状。 ■性格、思想 ・人に心を開くことができない/人のことは知りたいが、自分のことは曝け出したくない。 他人の感情や思考を理解しようとするたびに、それは自分が「そうである」と押し付けた妄想であって、本当は違うのではないかといつも疑っている。自分も他人も信用できない。 ・人と分かり合いたい、人に愛されたいと思っている。 本当はもう愛されていて、愛されていることが自分には分からないだけなのかもしれないとも思っている。 ・人の役に立ちたい。 人の役に立たなければ、居場所がないような気がする。 ・来るもの拒まず去るもの追わず。 必要とされることに弱いが、捨てられても未練はない。自分が不要なものだと知っているから、誰かが自分以外を選んでも縋らない。 ・人は誰しも孤独。 母親の腹を出たそのときから、身一つで生きていくことを強要される。皆、生まれながらに孤独である。 ■生活 現在は一人暮らし。電車通勤。 お世話になった家に年に一度、お金を送っている。拒否された家には送っていない。 父親と死別後、父方の親戚を転々としたが、既に子供のいる家庭ではほとんど引き取られず、老夫婦などに引き取られた。そのため、少し年寄りくさい口調が移っており、子供をあやすような話し方をすることもある。 忘れっぽいのでメモが欠かせない。 好き嫌いが激しく少食。睡眠時間が短い。もはや医者の不養生。 大抵のことは一人でできる。特に怪我の治療は幼少期から熱心だったため、簡単な手当ならお手のもの。 ■趣味・特技 噂から秘密まで人の情報を載せたノートを作成している。カルテと呼んでいる。 困ったり手持ち無沙汰になると人を真似る癖がある。何が正解か分からないから、普通の人でいられるように人の行動を模倣してしまう。 歩いているときに起こる『お見合い』の回避を常に意識している。 ■【ソプスク】自殺した生徒（美影杏）について 親しみやすかった。 他の生徒より明らかに贔屓目に見ていたし、昔の自分を見ているようで、放っておけなかった。 自分が肯定してあげなければ誰がこの子を受け止めてくれるだろうと、自分が一番彼女を分かっている気になっていた。 愛してやりたかったが、『愛する』やり方が分からなかったため、本やテレビや流行りのラブソングが言うことを鵜呑みに、ままごとのようなじゃれ合いをしていた。 子供の頃の自分が求めていたことを彼女も求めていると勝手に押し付けてしまっていたかもしれない。 大人になりきれない自分を慰めるために利用していたかもしれない。 どんな自分であっても、彼女の前では自分を偽らない。『愛』は分からずとも、誠意は知っているから。 甘やかすだけではなく、咎めたり叱ることも当然する。彼女と私は対等である。

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