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人間山脈（2015） （投擲、武道、素手の近接戦技能2つ(回避、キック)、+個人的な関心の技能3つ(オカルト、槍、目星)） 【HO1：都市伝説課の担当者】 剣鉾のようなデザインの槍を扱う女性職員。基本的に大雑把で強引で豪快、すぐ手足が出る。そしてけっこう世話焼き。 仕事をちゃきちゃきやってのんびり飲むのが好き。あとタバコ。甘いものよりおつまみ系が好き。 自分がなんでこんなとこいるのかとか言う疑問をもはやほとんど気にしていない。仕事はあるし、給料ももらえるし、酒も飲めて普通に幸せに過ごせてる。 ちょっと正体が怪しそうな同僚たちはいるけれど、自分だってどうだかわかんないんだ、気にするこたねぇだろう。 そんな気持ちで都市伝説課職員として、特に深く考えず、そこそこ上手く、そして楽しくやっていた。 彼を見つけるまでは。 ……自分は親なんて知らないし、家族と呼べる人も……まぁ、世話焼いてくれたやつはいるから、家族と言ってもいいのかもしれないが。 わからなかった。そう言った存在が。……けど、こんな状態にされるのは違うだろう。 ちっさな手足は傷だらけの痣だらけだった。自分みたいな仕事してんならともかく、何でこんな子供がこんな怪我負わされなきゃいけないんだよ。 教えてもらった役所の職員としての知識を思い出しつつ児童相談所ってやつに連絡したが、一向に改善されなかった。 助けてやれないのか。それならせめて、と思って何度も何度も会いに行った。その日も、行って…………。 ……どうしてだよ。なんでこいつが死ななきゃならない。 なんでこうなる前に助けてやれなかった。なんで、なんで、なんで。 ……なんで、助けてやれなかったってのに、あたしの顔なんて描いてんだよ。 ああちくしょう。助けてやれなかった自分が腹立たしい。悔しくて悔しくて仕方がない。 こんな、どうしようもない怒りがあるなんて知らなかった。こんな、やりきれない気持ちがあるなんて知らなかった。 だから、願ってしまった。 「生きていて欲しかった」って。 ……ごめんな。ちゃんと助けて、大人にしてやれたらよかったのにな。 けど、都市伝説で、不安定で、本来の人間じゃないのだとしても、今のアンタという存在を否定することは、あたしにはできそうにない。 だから、せめて。助けてやれなかった分、せめて。 先輩面してアンタのこと導いてやれたら、って思うよ。 ▽一人称：あたし　　二人称：アンタ、テメェ（基本名前は呼び捨て） おらついた感じの荒い口調。 「ちんたらしてんじゃないよ。さっさと行くよ」 「怪我したのかい。すぐ見せな馬鹿。放っておいていいことなんてありゃしないんだよ」 「げ。タバコ切れちまった。……ああ？タバコなきゃやってられないんだよこちとら」 「……飲みにでも行くか。奢ってやるよ」 ▽HO2に対しての感情 助けてやれなかった、という悔いの気持ちが強いが、都市伝説としての存在をそこまで悪いとは思っていない。 ただ、悪いうわさも聞こえているため、それに引きずられたりしないかという心配と、存在が揺らがないか、という不安もある。 何かあれば自分が責任を取る、そんな気持ちを持ちつつ見守っている。 なので、仕事中は厳しめだが、仕事終わりは飲みに誘ったり奢ってやったりとちょっと甘め。 ▽名前：椥（ナギ） 椥の木から。ご神木とされているところもあり、災厄をはらうと信じられている。ナギには特に花言葉がないが、ナギの葉は裂けにくいことから、「縁が切れない」縁起の良い木とされ、縁結びや夫婦円満の木としても崇められている。力を入れても裂けないことから「チカラシバ」「センニンリキ」などの別名も持ち、「ちぎれない＝縁が切れない」として縁結びのお守りにされることもある。

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