タグ： DXろびん 玉野高崎世代

一般的な家庭の三人兄妹の次男として生まれ至って平穏な生活を送るはずだったが、ある日高熱と同時にレネゲイドに感染し、それを境に日常は崩れ始めてしまった青年。 見えるはずもないものが見えるようになったり、怪奇現象と呼ばれることが起こったり、事故や怪我が増えたり。これの原因が彼であると気付いた家族は彼を虐げ、庭の物置に閉じ込めた。 暗い場所も、狭い場所も、一人で取り残されることも怖くて仕方なかった彼にとって1人で閉じ込められることは拷問以外の何物でもなく、物置の窓から差し込む月光だけが彼の心の救いであった。 彼を救ったのはその不幸事案を耳にしたUGN・D市支部の面々。何日この仕打ちを受けたのかはわからないが非常に衰弱した状態で発見された。まともな食事も与えられていなかったにも関わらず生きていられたのはオーヴァードであったからという可能性が強いとされる。 そのまま保護されてD市支部にて育ち、レネゲイドの扱い方も覚えた。しかし何かを攻撃する能力適正には恵まれなかったため、当時のD市支部長である名瀬からその『目』の良さを生かして戦う方法を教わる。 同年代のチルドレンである玉野椿・高崎隼人などと並ぶ優秀な人材であったため、D市の支部長という任を与えられる。 本人としては未だに重荷と思っているがそれでも引き受けたのは、名瀬が信頼して預けたという事実がただ嬉しかったという単純な理由もあるが、名瀬のしたいことを尊重したという理由の方が大きい。 支部長となった今でも暗い場所・狭い場所・見えるはずのないもの・大きな音・一人になること・懐中電灯などの人工の明かり・空腹、そして非オーヴァードが怖いのだが、チルドレンの育成を行っている側として必死に取り繕っている。 眼鏡はかけずとも目はよいのだが、見たくないものまで見えてしまうため視力を落とすために使用している。 子供の頃に受けた仕打ちが心の傷となっていることもあって、チルドレンたちからは優しい支部長として慕われている。 大学の学部は教育学部。受験に合格して進学しているためなるべく行きたいとは思っているのだが、支部の仕事の関係でなかなか通えていないため今はレポートで首の皮一枚で落単を逃れている状況。 好きなものというか安心するものは温かい食事と場所、そして月夜。

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